こんばんは、ぶちょうです。
TLVネオからAP1型S2000が登場しました!さっそくインプレしてみましょう。
類まれなエンジンフード開閉ギミック付き初期型エス現る
ここのとこ64スケールの収録車種に取り上げられる機会に恵まれているS2000。TLVもその例に漏れずモデル化に踏み込んできたわけですが、まず始めに押さえておきたい事としては周りがAP2だらけの中「AP1」の方をモデルに選んできたそのチョイスに評価。
それに加えトップの差し替えやエンジンフード開閉など、実に盛りだくさんのギミックを含んだ超ボリュームの1台が目の前に現れたのです。
トップ開閉の差分のためサイド廻りはあとで。
リアビューを見てみると、非常に透明度の高いテールカバー内部に前期テールであることを示す丸4灯のランプ類。上下半分に区切られたウインカーとバックランプ間の塗分けは再現とならずも、全体像の雰囲気はAP1してるイメージを感じさせてくれます。ただしランプのサイズはもうちょっと大きく仕上げても良かったかもしれませんね。
この他のポイントとして、ハイマウントストップに彩色済みマフラー、ホンダエンブレムとキーシリンダー部分に窪み。なおトップの材質は樹脂製。
フロントから見ると、実車よりワイド&ローに見えてくるスポーツカーらしさを表立たせた造型といった印象。ヘッドレンズは同様に高い透明度とインテークのデザインをシャープに成型。
TLVはシャシのモールドが細かいのも強みですよね。純正マフラーがタイコ部分まで彩色されています。
採用されたのは純正オプションホイール。パッと見だと気づきにくいんですが、実はスポークには若干のカーブが入ったデザインになっていて、今回のモデルではそういったところまで再現されているのがスゴいですよね。
更にブレーキはドリルド加工が入ったものと思われるディスクローター。現実ではフツーのベンチレーテッドどまりでここまで手の入った装備では無いですが、存在感は抜群、とりわけ最近はこの辺りの造りが軒並みリストラされているのを目にしていたがために、こういったところまでキチンとディテールを仕上げてくれてるのは好印象です。
インテリアを彩る赤いシートとトリム。これに釣られて白を選んだのが筆者。
ウインドディフレクターもバッチリ完備。ステアリングのホーン部分に彩色が入り、こういったところを好きなだけ見れるのもオープンカーの良いトコロ。
それではイチオシギミックのエンジンフードを開けてみましょう。中身ではインマニとヘッドカバーを筆頭に彩色を施した、縦置き2リッター直4ユニット「F20C」エンジンが備えられています。このクオリティに注がれた造型は一目でただならぬヤバさ加減を感じさせ、NSXやグループA32Rから続くギミックを着実にフィードバックされているように思います。
また過去この手のギミックはボンネットを開けたままにしておくのが難しく何かしらの支柱を挟む必要が頻繁にありましたが、当モデルではフードを上げきるとそこでホールド。自分達のウリを惜しみなく見せきる工夫が垣間見え、ユーザーは安心して好きなだけ眺め倒す事が出来ます。
オープン状態だとこうなる
差し替え式でソフトトップの開閉状態を選択する事が出来るのも当モデルの特徴の一つ。オープン状態で見てみると、S2000のもう一つの顔が姿を現します。たたんだ状態では帆の盛り上がり方が立体的な仕上がりになっているのが見どころ。
1台で二度オイシイ帆の差し替え。
改めてそれぞれのトップを着けた状態を見比べると目にするシルエットの違いに気付く事でしょう。ただし筆者が入手した個体では、クローズド状態の帆の部品がイマイチウィンドウと綺麗に噛み合わず、わずかながら片方浮き気味になっていたり。
プロポーションに安定を持たせるなら、状態によりけりですが帆をオープンにしとく方が吉かもしれませんね。
ポンと置いてすぐ映える。
被せ式のパッケージはこちら。
通常価格は3520円(税込)。
「エンジンルーム再現」という将来のクオリティを覗かせる1台
単に初期型AP1のミニカーが登場、そのクオリティはTLVらしい高水準かつ安定志向の造りを展開していることもそうですが、同時に今や64スケールにおけるクオリティアップ方法として、エンジンルームの造り込みがこれから一つの主流になりつつある将来の訪れを意味しているのかもしれません。
じっさいその効果は高く、フツーのTLV製品より少し割高な価格設定ながらそれに見合うだけのクオリティが織り込まれているのもまた事実。もしこれが他のスポーツカーとかで適用されようものなら・・・・
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。
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それでは、また。