こんばんは、ぶちょうです。
TLVからFD3S型RX-7スピリットRタイプAがリリースされました。
最終にして限定仕様。スピリットRのスケールモデルがTLVからリリース
5型から6型へグレードアップした00年。それから更に1年を経て限定仕様として登場した、ホントの最終FD3SがこのスピリットRと呼ばれるグレードになります。
ただでさえ洗練されたデザインを手にした5型を軸に、これが限定仕様だと認識させる要素をふんだんに盛り込んだスタイリングは、一層のスポーティかつシャープなスタイリングを実現。今回TLVでは、3種類存在するタイプのうち唯一の2シーター設定である「タイプA」をモデル化。スピリットRタイプAはゲームなどでも頻繁に収録され比較的耳にする数が多いグレードではないでしょうか。
スピリットRのみに用意されたチタニウムグレーメタリックをイメージしたボディカラー。それはFDの滑らかな輪郭やモールドをクッキリと映し、FDの、そしてスピリットRのカッコよさを改めて実感させてくれる仕上がりに。フェンダーに着いたスピリットR専用エンブレムのプリントやウィンドウ越しに見える赤バケットシートなど、専用装備を多用した装備も余すことなく再現されていることを含めて、TLV流の高い質感と共に水準高いクオリティを感じることが出来るでしょう。
ただしこれは後で話す事でもありますが、純正ホイールのサイズが小さく見えるのが気になるところか。
絶妙なスモークのかけ加減で内部のランプも再現した高い質感を誇るのがTLV製リヤコンビ。これだけのクオリティを施しているメーカーはかなり少なく、大半は黒一色とかで省かれるディティール廻りである分その差は大きなものとなっています。
リヤフォグやマフラーは塗分け。
リトラクタブルライトにボンネットのモールドをはじめ、インテーク形状やポジションランプ&ウインカーレンズカバーの造型など鮮明に作られた箇所がいくつも散りばめられたフロントビュー。
特にレンズカバーの奥行は素晴らしく、その内部でも塗分けを加えたディティールは見逃さずチェックしたいところ。一目でそのキレイさに気付かされるはずです。
そこに拍車をかけるのは内装。専用バケットシートは赤に染まり、これもまたスピリットRでのみ採用された設定。こういったところにもキッチリ目を配ったディテールは、どこまで行こうともプラスポイントに作用してくれているのに違いはないでしょう。
純正デュアルマフラーの彩色を筆頭に足回りなどが多少再現されたシャシ。
スピリット専用装備と言えばBBS製アルミが初めから備えられているのも忘れてはなりません。従来から1インチアップの17インチで設定されたホイールですが、しかしこのモデルではイマイチその大きくなった分のサイズ感があまり感じられないのが惜しいところ。またセンターキャップのマツダロゴも未再現、キャリパー塗装も現実と比べると見えにくくなっており、ボディの出来、また5型の製品と比べると心残りが残る部分。
筆者としては正直、ココはもうちょっと攻めても良かったかなと思っています。
見比べてみよう
せっかくなのでホビージャパン製のスピリットRタイプAと並べてみました(左がホビージャパン、右がTLV)。
どちらかと言うとワイド&ローなプロポーションでスポーツカーらしさに割り振ったルックスがホビージャパンとするなら、飽くまでノーマルの雰囲気を象ったのがTLVって言う感じだとイメージしやすいかも。
ここでの大きな違いはやっぱりホイールで、塗装の質感にせよスポーク越しから見えるブレーキの見え方にせよ、現実に近い様子を見せているのはホビージャパンのほう。ホビージャパン製の方では加えてセンターキャップのロゴ表現ほか、前後バンパーのマツダエンブレムにもメタルデカール再現で立体感を底上げしている点にも軍配。
一方でハイマウントストップを表面に再現したリヤコンビネーションランプや高い透明感を持つウインカーレンズを持ったTLV側のクオリティにも注目。
どっちにも見逃せないポイントがあるワケです。
京商ビーコレのスピRも交えて。64スケールもここまで進化したもんです。
大きな外箱から出したパッケージはこちら。例によってドアミラーを着けるとしまえないため、今回もミラーは着けずにインプレ、これは何とかしてほしいですね。
通常価格は3410円(税込)。
水準高く仕上がったクオリティはスピリットRの魅力を十分に引き立てる
見れば見るほどに溢れ出る金属質なボディとブレの少ない安定したクオリティ。
足回りのディティールがやや引けを取った印象ですが、それでもトータルバランスはやはり高め。同時に出た5型、それ以前に出た初期型や4型といったFDの系譜にぜひとも加えておきたい1台です。しかしここしばらくはRX-7のモデル化がマジで止まらんですね
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。
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それでは、また。