こんばんは、ぶちょうです。
TLV NEOから5型FD3Sが新登場しました。さっそくインプレしてみましょう。
そのマイカ美しいに尽き。5型FDの流麗なデザインを強調する
5型から新たなフロントマスクを授かり洗練されたデザインを手にした、いわゆる「後期型」とも称される世代へスイッチしたFD3S型RX-7を再現したモデルがヴィンテージNEOから登場しました。
メーカー色「イノセントブルーマイカ」をイメージしたとされる美しい青色の発色がとにかくウリで、軽く背景を作って照明を当ててみればご覧のとおり、ツヤッツヤなボディで超キレイ。FD固有の滑らかな曲線を描くシルエットを強調し、持ち前のスポーティを出しながらもエレガント、そんな様を堪能出来る1台となっています。
ダイキャストの持つ重みのあるボディに金属質溢れるボディカラーは高いマッチングを誇るのも強みの一つ。ただしモチーフ元であるイノセントブルーマイカと言うにしては、メタルな質感はかなり表面化してる一方、明暗はダークで色あいも青みが強く、むしろ紺色にも見えてくるほど。現実の同色はもうちょっと白が入り明るいカラーリングである分、リアル重視で目を向けると違和感を感じるかも?
その代わりボディラインのシャープネスが高められ、プロポーションに美しさを持たせている点では有効に作用しているのも然り。じっさいドアパネルを手始めにボディに彫り込まれたモールドや、ボディの輪郭が鋭く見える事もその証明となっています。
別パーツのリヤコンビネーションランプはかなり濃くスモークがかかっていますが、よく見るとブレーキランプなどの彩色を内部に盛り込んだ拘りのパーツ。これに5型以降から採用のアーチ型ウイングなどが新装備も惜しみなく成型され、4型以前のFDから更にスポーツカーらしさがアップしたルックスを再現しています。
その他表現では純正2本出しマフラーは彩色、エンブレム関係は全て印刷にて。
実はうっすらに表現したランプ内にも塗分けが。黒一色の別パーツのみで済ませるメーカーも多い中、こうしてディティールを求めた造りは好感が持てますよね。
5型から鋭い目つきになったウインカーレンズも4型以前との大きな違い。TLVでは形状再現も無論のこと、インナーにも黒塗装を施し一段とキレが増した様子を引き出しているのも更なるリアリティ向上へ繋がっています。
両サイドのエアダクト内に彩色済みのフォグランプを装備した豊富なボリュームのほか、5型以降そもそものバンパーデザインを精密に捉えた造型でカッコイイ。
なお今さら言うのもアレなんですけど、ユーザーが取り着けるドアミラーは着けると箱の中にしまえなくなっちゃうんで未装着で撮影しています。
シャシのモールドはややシンプル。マフラー廻りはタイコまでが塗装されています。
純正5スポークホイールを装備。シンプルな形状でナット穴を多少の範囲でモールド。
内蔵されたブレーキパーツで奥行もバッチリ。
せっかくなので手持ちのホビージャパン製の青いFDも。ボディ色に関してはホビージャパンの方が明るさや色あいは多少現実寄りになっている印象があり、TLV製のそれとは明暗差がこの時点でも分かりますね。
ホイールやウインカーレンズの表現など、プロポーションの違いが色んなところに。
こうして見るとスポーツカーらしさを主体に置いたモデリングはホビージャパン、飽くまで純正のありし姿を軸にした造型はTLVってカンジ?
外箱はこちら。本体の他ドアミラーがユーザー取り付け部品で付属。初めてココでFDが出た時からそうでしたけど、ミラーを着けると箱になおせないのが唯一のネックか。
通常価格は2970円(税込)。
後期FDのカッコよさが存分に集約された一品
RX-7そのものが持つ何にも代えられない流麗なデザイン。これに組み合わせられたブルーマイカによって、その美しいボディは一層輝きを増し、それが64スケールという小さなスケールで体現される――TLVでは同じくして6型スピリットRもリリースされましたが、5型も見逃すには惜しいプロポーションを有した1台です。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。
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それでは、また。