こんばんは、ぶちょうです。
今日は突如アオシマがスタートした「ザ・ミニカー」シリーズの初弾にあたる、
FK8型シビック タイプRのインプレをしていこうと思います。
さっそくモデルを見ていきましょう。
LCD Modelという海外製モデルをアオシマが日本へ持ち寄せた形で上陸したシビック。
初めて手に取ってみた感想としては、
車体の彫りが結構鮮明に盛り込まれたシャープな造型に目を惹かれました。
同時に妙にハイマウントな純正リヤウイングが気になったところが挙げられますが、
全体的に車体の細かい部分に注力された様子が目立って見受けられますね。
急激な参入には64スケールミニカーの急増化を背景と見て良さそうですが、
ここ数年ミニカーで音沙汰の無かったアオシマが販売元を担当したのはちょっと意外。
その一方で横から見てみると実車より全長が縮こまった感が気になります。
これも影響してかタイヤのサイズも大き目に見えそれは車高にも影響。
このシャコタカなプロポーションに目を瞑れればMini GTやTarmacの中間を狙った、
2000円と少しのコスパと繊細かつ多彩なモールドが活きてくるように思います。
それとフェンダーダクトが穴抜けこそ無いもののとてもナチュラルな仕上がりで、
存在感は出しつつも誇張しすぎない絶妙なバランスを成立させています。
他メーカーのFK8と見比べると、なおそのバランスが際立って見える事でしょう。
リヤにはエッチングパーツによるエンブレムバッジ再現を筆頭に、
しっかりと穴抜けされたマフラーや鏡面処理つきミラーによるディティールは必見。
テールレンズの形状・レンズの表現配分もかなり出来映え。
下手すればマフラーの穴抜けは過去に登場したどのFK8シビックのモデルよりも精密。
これだけでも今回のFK8シビックRには大きなアドバンテージを有されています。
リヤでも言えた事ですがグリルやインテークのメッシュ彫りがなかなかに細かいです。
こちら側のエンブレムバッジもリヤ側とおなじく当然エッチングパーツ。
この他フォグランプの仕上がりやワイドさを味わえるボディデザインにマーク。
フロント側で特に目を通しておきたいのはヘッドライトのレンズ。
LEDレンズがキメ細やかに再現され、その仕上がりはTarmacなどをも凌駕するほど。
これだけレンズ部分の彫りがしっかりしていると見ていて心地が良いです。
惜しむらくはタイヤのツラがボディからやや突出していることか。
シャーシはコチラ。マフラーの配管がえげつない仕上がりを見せています。
ここまで配管を詳細に作り込んだのもココくらいじゃない?
ホイールはMini GTなどの出来がそのまま上位互換になったディティール。
全体的にスポークが細く造られてシャープさが出ているとともに、
しっかりした奥行きの内に備わるブレーキキャリパーとローターの組み合わせ。
特に前キャリパーの立体的な造型は素晴らしいの一言に尽きます。
ただしヘンにタイヤを動かすとホールド性が無い為かキャリパーも回ってしまったり。
内装も見てみましょう。
質感自体はお世辞にもそう高いレベルでは無いかわり、
赤と黒のシートのステッチ塗分けは高い正確性を含んだものとなっております。
残念ながらメーター再現はありませんでしたが、コストから考えれば妥当とも。
パッケージはコチラ。Tarmacなどのケースより一回り大きな寸法になっています。
通常価格は2035円(税込)。
2000円少しのコストというこれまで登場したミニカーメーカーの、
まさしく中間を狙った価格設定とそれに見合う十分なモデルのクオリティ。
現在このシリーズは次のラインアップが不明で、
それどころかLCD Modelsが独自に商品を出す動きがある事からも、
今後もアオシマ名義で販売が続くかどうかは早くも怪しげな雲行きを見せていますが、
そうはあれど細かいパーツの造型は間違いなく評価に値すると思います。
すっかり供給が安定期に入ったFK8型シビックタイプRですが、
未だ新規参入の糸口に用いられる車種という点からもまだまだ人気は続きそうです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。