こんにちは、ぶちょうです。
筆者の近場にあるスーパーでもマジョレットが復活してきました。
新しく登場したアソートの中に何故モデル化したのか超ナゾな、
ダチア・ダスターをご紹介します。
まずはパッケージから
ブリバリすると車両のスペックが書かれたカードが封入してあります。
それではミニカー本体を見てみます。
マジョレットゆえ基本的な造型はそれなりと言った出来栄え。
ドア類のモールドも薄めでフラットな形状でははありますが、
そんなことより良くこんなマイナーな車両をミニカーにしたのが感心モノです。
今回のモデルは17年度モデルチェンジされた2代目がベースとなっています。
リヤエンドにかけてマット調の塗装でツートンカラーを仕込まれたボディ。
DUSTERとデカく貼られたステッカーがコレに準じ塗分けされてるのが面白い。
小振りながらドアミラーも付いていて思った以上に細かく作られています。
ブレーキランプはタンポ印刷による再現。
牽引フックが付属しておりプレイアブル性も兼ねられてあります。
トランクは開閉可能となっています。
トランクを開けるとこういう感じに。
最近のマジョレットは多くのモデルがトランクが開くようになっています。
ルーフレールも大雑把ながら成型されているのが見えますね。
ヘッドライトはクリアパーツが用いられディティールアップが図られています。
この見た目はどちらかと言えば初代ダスターに近いカンジで違和感あり。
グリル・エンブレムはタンポ印刷で貼り付けされ、
フロントバンパーは細かく彩色が割り振られているのが分かります。
チープ系ミニカーって意外とシャーシの造りを頑張っているケースが多いですね。
マフラーの配管をはじめプロペラシャフトなどが彫り込まれてあります。
SUV車にマッチしたホイールがチョイスされ、
タイヤもそれを意識したミゾの深いオフロードタイヤのデザインが用いられています。
今回登場したアソートの中で最も珍しいモデルの一つと言えます。
今後カラーバリエーションが展開されるかはまだ不明ですが、
マイナー車のコレクトを主とする人には非常に面白い案件と言えるでしょう。
クルマの話をする前に、まず「ダチア/Dacia」というブランドについて、
軽く説明をしておく必要があります。
ルノー傘下の基活動を行うルーマニアのメーカー、それがダチア。
設立当初はルノー車をノックダウン生産(他国の部品を輸入、現地で販売する方法)、
これを起点としその後独立したものの、年が経つに連れ業績悪化の一途を辿り、
結局はルノーの傘下に再び舞い戻る形で今日まで活動が続くに至ります。
コレを踏まえて、ダスターというマシンについて話を進めてみましょう。
ダチアが2010年から本国ルーマニアを軸に販売をスタートしたマシンがダスター。
日産&ルノーが協力して製作したプラットフォームをベースに、
ダチアが開発したプラットフォームが車体に用いられています。
そしてダスターは2017年フランクフルトモーターショーにて、
新しい姿を帯びた2代目ダスターとして表の世界に顔を出しました。
プラットフォームは初代からのそれを継承する形で、
モダンチックでシャープなデザインが採用されています。
搭載ユニットは1600ccの直4ガソリンエンジンの「H4Mk型」ユニット、
1500ccのディーゼルターボエンジン「K9K型」など。
これに5速/6速MTやCVTミッションが組み合わされたパッケージが用意され、
SUVながら重量はグレード次第で1250kg台とかなり軽量な数値を記録しています。
軽量さから発揮される軽快な操作性と加速が、
ダスターの魅力を一層引き出す要素として大きく作用しています。
ダスターの特筆する点としては価格帯が驚くほど安価なことでも知られます。
たとえばディーゼルエンジン・4WD仕様ではイギリス価格で約200万円からと、
必要十分な装備が付いた上でこの価格設定という非常にリーズナブルなもの。
同クラスのライバル車に対しても価格差は歴然そのもので、
もはやこの数字は破格という言葉がそのまま当てはまると言っても良いでしょう。
もちろん輸入などの場合はそれ以上に値段が重なってはきますが、
そこを差し引いても比較的カンタンに輸入車として持ち込める車と言われます。
SUVとしての走行性能もしっかり確保しつつ、
それでいて入手ハードルも低めという非常に興味深いマシン、それがダスターです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
マジョレットの入手ルートがかなり楽になったことで、
今後もこれらのモデルもご紹介出来る機会が増える事でしょう。
次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
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それでは、また。