こんにちは! ぶちょうです。
今日はホットワークスのマシンから、
今村陽一選手の操るAPEX FD3Sの02年バージョンをインプレしましょう。
比較的シンプルな仕上がりの多かった02年代のD1GPにおいて、
APEXiを全面に押し出した特徴的な車でしtたが、ミニカーの方はどうでしょうか。
今回はモデルの説明からスタートします。
さてミニカーの方を見ていきましょう。
真っ白なボディに所狭しと並べられた数多くのスポンサーデカール。
このワークスカーらしい雰囲気をミニカーにおいても見事に再現したのが、
ホットワークスの実力の高さを見せつけます。 見ての通り切れ角調整も可能。
FD3S型RX-7ならではのボディラインも、若干ルーフが高く見える以外は、
相応に実車に寄せた造りになっていると思われます。
ドリフトカーらしい派手な足廻りが目につきます。
横から見ると思ったよりルーフの高さも気にならないですね。
実車ではウイングのステーが軽量化のため穴が開けられていますが、
当モデルではその点の再現はされてません。(64スケールだしまぁ仕方ない)
ドアにはエアロミラーも装着されているのが見えます。
それにしてもこれだけのデカール、タンポ印刷とは言え良く貼っててスゴい。w
リヤコンビネーションランプは黒地での表現となっております。
やはりここのモデリングは黒地で作るメーカーが多いように感じました。
確かに内蔵されてるランプ類がタンポで貼られて表に出てるとすれば、
見た目こそ多少豪華にはなりますが、同時に不自然な見え方にもなりますもんね。
リヤフォグランプの塗装が少しアバウトですが、コレは個体差によるもの。
リヤ窓にもステッカーが貼られ、厚みのある銀のウイングステーが印象的です。
マフラーはシャーシと一体成型ではあるものの、砲弾の形状はしっかり作られてます。
フロントバンパーにはカナードが装着され、(同じ白色で見えにくいけど)
インテークは黒地での再現ですが、ボディの色あいゆえか立体感が感じられますね。
カーボンボンネットもボディと違ったツヤの出方なのがグッド。
ウインカーレンズこそ銀塗装に留まってはいますが、
前面からの見映えもFD3Sらしいマシンの姿を捉えてくれています。
ところでエアロパーツはVertex製の物を採用しているんですが、
以前インプレしたアオシマのFDと同じ形だという事ですね。
ビス留めで組み上げられたシャシ。 ロアアームや配管のモールドも良好ですが、
強いて言えばマフラーだけでも配色があれば尚クオリティが上がっていたでしょう。
02年仕様FD3Sに装着されたホイールはRAYS・Gram Lightsの「57Pro」。
スポーツ性を特に重視し、かつ先進なデザインを取り入れた
同社の57シリーズは、数多くのラインナップが展開されています。
メッキリムにゴールドの配色がまたカッコいい。 こういうホイールは好みですね。w
そのついでに、マフラーがバンパーより少しだけ飛び出てるのも良いカンジです。
正直ストリート風なマシンの製作としてホットワークスは、
当時の中でも抜群に優れた技術力を持っていたように思います。
根本的に他方が手を出してなかった(大抵アメリカ物だったし)のもありますが、
中々展開されて無かったドリフトマシンを投じた意気込みは相応のモノです。
飽くまでも仮の話ではありますが、
今の代までホットワークスが活動していた、もしくは同様のラインアップを持つ
ブランドが現れたらどういう絵図になるんでしょうかね。
かなり出来の良いミニカーが沢山出ていたり、面白いコトになりそうです。w
2002年のD1GPシーズン途中から登場したのがこのAPEX FD3S。
これをドライブするAPEXのワークスドライバーだった今村陽一選手は、
それまでアルテッツァを用いて02年シーズンを闘っていましたが、
思う戦果を得られない事でマシンの使用を中止し、FDへ乗り換えを決めます。
AX75F92なるAPEXのタービン、そしてNOSシステム。
これらを組み合わせ400馬力以上を発揮するマシンとして仕上がってます。
さすがにワークスのサポートにより全面的にマシンのパフォーマンスを上昇出来る
その恩恵は、凄まじいものを持ち合わせている事を実感させます。
この他フロントのスタビライザー(車のロールを抑えるパーツ)の硬さを
コクピットから変更できるシステムが搭載されました。
タイヤもブリヂストンへと変更し、万全の態勢で残りのシーズンに挑みます。
新投入されたFDは速くも高いパフォーマンスを見せつけました。
残されたシーズン中で2回の優勝を勝ち取り、ドリフトの世界においても
FD3Sのポテンシャルを存分に証明したのです。
翌年2003年も引き続きFDは進化を重ね、更なる活躍をモノにしていきます。
・・・今日はついでにほんの少しゲームのお話も。
かつてPS2においてD1GPを題材にしたゲームがユークスより販売されていました。
「D1グランプリ」と名前もそのままなこのゲームは、
マシンの動きに正直ビミョーなところもあるんですけど、
ワークスからプライベーターのマシン、自前のマシンも作ったり、(エアロは固定)
D1発足の2001年シーズンから振り返りながら遊べるようになっています。
ドリフトが主題って事で走れるコースも普通のレースゲーじゃ走れない場所も多し。
中古もそこそこ安いんで、D1ないしドリ車が好きな人は遊んでみましょう。w
今日のインプレは以上です、
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ドリ車やストリート系のミニカーがもっと増えてくれないかとしみじみ思います(笑)
せっかく64スケールは今各所で動き出そうとしている流れだし、
案外思ってみればその時は来ちゃうこともありそう・・?
次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
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それでは、また。