こんばんは、ぶちょうです。
TarmacからD1GP参戦車両のHKSハイパーシルビアRS2がリリース。
D1の時代を変えた象徴的1台を詳細にモデリング
ストリートの風貌をどことなく残していたD1グランプリ初頭に新たな時代の幕開けを吹き込んだHKSのマシン、ハイパーシルビアRS-2がモデル化されました。Vertex Ridgeエアロを纏ったマシンなことからストリート仕様が出た時点でもしやと思っていたところ、マジで出てきちゃいました。
赤と黄色のグラフィックに前後色違いのスーパーアドバンと、見た目も中身もガチな根強い印象を誇るこのマシンはゲームでの収録もあった関係で思い入れが深い人も多い?
同じVertexエアロでも印刷とデカールを駆使して詳細に再現されたリバリーはこれが本格的な競技マシンでガラリと印象を変えています。しかしそんな柄だけでなく、
サイドミラーの形状もキッチリ変わっていたり(ハイパーシルビアの方はクラフトスクエア製)。単なるモデルの使い回しじゃなく、装備の違いにも目をかけてモデルを造ってくれているのは非常にポイント高です。
エスプリ製ウイング(ステーの肉抜きはありません)に砲弾マフラー、そしていわゆるユーロテールが再現されているのもポイントの一つ。カバ―内部に印刷を仕込んでこれを表現としてあるもよう。
マフラーにはヒートガード表現も施された芸の細かさが見えます。
所狭しと並べられたメーカーステッカーの貼り方にトライバルのグラフィック。こういうデザインを見るとかつてのスポコン時代を思い出します。今見てもやっぱカッコいいんですよねコレ。
元のモデルと同じくインタークーラーがパイピングごと別彩色で組み込まれており、それに伴いバンパーダクトがくっきり穴抜けされているのがポイント。カナードも形がちゃんと見えるレベルで成型。
ルーフからは圧巻のステッカー量。
比べてみるコーナー
過去D1車を64スケールでミニカー化したホットワークスのハイパーシルビアを持ってたんでちょっと見比べ(上がTarmac、下がホットワークス)。
前後でカラーを変えたスーパーアドバンはリムの主張がTarmac製の方が強くなっていてスポークが小ぶりな印象を受けますが、メッキ塗装のピカピカさやスポーク1本ごとの造型は大幅にディティールアップ。これはヘッドライトが塗分けから別パーツ化している点も同様で、それだけクオリティの進歩を感じられる瞬間。
しかしホットワークスもまた、今となってはだいぶ数の増えて来た切れ角ギミックの先駆け。そんなプロポーションの幅広さを2000年時代から実現していたのもまた、時代の先取りを感じさせます。
ホットワークスのS15から遡れば、そのブランク約20年近くになるでしょう今回のハイパーシルビアのモデル化。その長い時を経たクオリティの進化ぶりはユーロテール表現の仕方にしたってそうだし、エキゾーストの造りとかでもそれが分かるかと。
それだけでなくこないだリリースされたVertexのストリート仕様とも装備の違いを出して差別化をしっかりしているところもうれしいところです。あえてユーロテールでストリート仕様発売とかそういうバリエーション期待しちゃってもイイですか?
外箱はこちら。
通常価格は3740円(税込)。
懐かしき思い出と共にその佇まいを味わう
現実のD1GPから、はたまたGT4やレーシングバトルといったゲームからと、人それぞれ思い入れが恐らくあるでしょう1台。詳細なディティールと共に、懐かしい思い出に浸ってみるのも一興なモデルです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。
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それでは、また。