こんにちは、ぶちょうです。
さて今日はGreenlight(以下GL)のモデルから、17年型フォードGTをインプレしましょう。
新たにスーパーカーとして蘇ったフォードGTが良好なクオリティを持つ
ブランドで展開されたのはこれが初めて。(その前はトミカやHWくらいでした)
それではインプレの方を始めていきたいと思います。
アメリカのパッケージングらしい高さのあるブリスター、まずは正面から。
今回は縦に写真を撮る形で、余分な箇所をカットしてアップしています。
裏表紙にはマシンの概要が書かれてあります。
当モデルの通常価格は1404円(税込)となっております。
中を取り出すと半分プラスチック型に被さる形で車が固定されてます。
ブリスターを破るとなれば基本的に元に戻せないものの、
しかし開けなければインプレは出来ません。w
それではモデルの方を見ていきましょう。
新型になってメッキリ姿形を変えたフォードGT、現世代の車両だけに
複雑なデザインを持ちながらも、GLはコレを上手に再現しています。
若干前側の車高が上がっているように見えますが、大きな問題はありません。
大きな空気取り入れ口は網目こそ無いですが、そこそこ雰囲気は出ています。
ドアミラーが装着されたモデルではないため、
フロントピラー廻りはちょっとばかり淋しい内容にはなっていますが、
サイドマーカーを塗装ながら塗り分けでアクセントを利かせているほか、
深めなドア廻りの彫り込みで立体感を出しています。
ただしこのモデルで気を付けて欲しいポイントが一つ。
リヤフェンダーとリヤバンパーとの隙間が大きい個体が割と多いようで、
今回のモデルは左側はセーフだったものの、右側は写真の通りです。
ブリスターのデザイン上、ボディの右側は背面となるため、
良質な個体を見つけるのがかなり難しくなっています。
17年型のフォードGTならではの独特なリヤデザイン。
GLはここの再現度もかなり高いレベルまで持ってきていまして、
相当に意気込みを入れて製作したモデルであると思われます。
ブレーキランプもクリアパーツを用いられ、黒地ながらマフラー口も表現度はOK。
リヤディフューザーも実車に比べると控え目ではありますが中々の見映えです。
さすがにバンパーダクトは塗り分けがありませんが、出来は既に十分でしょう。
後ろから見ると両サイドのバンパーとフェンダーの隙間に違いがあるのが分かります。
個体を気にする人は、ブリスター越しに良さそうな物を摘まみましょう。。w
ポッカリ開いた空気取り入れ口は黒地のみでの再現。形状は実車に中々近いです。
左右につくダクトも実車ではもうちょっと大きい取り込み口になってますが、
64スケールの寸法から考えれば、コレくらいの出来栄えで良いと思われます。
切れ込みが入って何気に立体感もちゃんと出ているのがポイント。
ヘッドライトはもちろんクリアパーツが採用され、
マシン中央にはタンポ印刷でエンブレムも付いています。
裏面はとてもシンプルです。 ディフューザーが彫り込まれていますね。
スポーク間に空間のあるデザインをしたフォードGTの5スポーク、
実車はもうちょっとスポークは細い上に窪みもあるんですが、
ホイールナットも表現され再現度はそこそこ高いです。
ブレーキローターに塗装する形で赤いキャリパーを表現しており、
立体感はさほどないですが、足廻りのディティールアップを図っています。
エンジンルームにはフォードの印字もされており、内部の配色もされてありますよ。
Greenlightのモデルの中で比べてみても、だいぶ熱が入ったミニカーです。
GLで展開されてそれほど月日が経ってなく、かつ色んな仕様が登場してるので、
気になったら入手してみるのも良いかもしれませんね。
ただし、繰り返しですがリヤフェンダーには注意。。w
それでは今回も新兵器のLED鏡面台座と共に実車話を入れてみましょう。(笑)
最初のフォードGTそのものが生まれたのは、遡る事1964年。
フェラーリを倒すべくレースマシンとして登場したこのマシンを、
次に2005年にて、00年代のテクノロジーで作成した2代目のフォードGTが誕生します。
わずか1年の生産のみにとどまり、その後音沙汰無しだった最中、
突如として2015年北米国際オートショーにこの新生GTが姿を見せたのです。
これまでと全く形相を変えた新たなフォードGTの登場に衝撃の目が向けられました。
レースカテゴリーの一つである「LM-GTE」の改造規定を想定し、
空力面を大きく洗練させた事がこのデザインの誕生に一理を与えています。
そこに加わる647馬力・76キロ台のトルクを叩き出す、
3.5リッター・V6ツインターボの通称「Eco Boost」エンジンが、
よりこのマシンのハイスペックさを引き立たせるのです。
その証拠に最高速度は347キロを記録するほどの実力を持ち、
フォードの量産車両の中で「最速」のレベルに到達していると言われています。
3代目となるこのフォードGTの駆動方式はもちろんMR。
「トランスアクスルレイアウト」と言われる、ミッションとデファレンシャルを
一体化させた方式を用いた設計が用いられてます(スーパーカーに多い機構)
また現代のスーパーカーらしく、走行モードが5種類用意されており、
通常走行に合わせたタイプからサーキット向けのガチ仕様まで、
モード変更をするとそれに伴って車高やサスペンションの硬さが変化したり、
内装のデジタルメーターの配色が変わったり、細かな演出と共に
様々な場所を走れるように配慮がなされています。
しかしこのハイスペックかつハイクオリティなマシンを手にする事の出来る
ドライバーは、ほんの一握りのみ。
500台の生産台数に7000件の注文案件が飛び込んできたことから、
抽選で顧客を決定する事になったんですが、
実は顧客の優先順位が設定されていたようでして、
- フォードのマシンをいつから所有しているか
- 同社のマシンを何台購入しているか
- 先代フォードGTを持ってるか(これがほぼ確実な方法みたい?)
といった何かしらフォード車のオーナーとしての経験があるかが重要視されました。
結果的に抽選に受かった約7割のドライバーがフォードGTのオーナー(!)
だったことからも、優先度の高さがうかがえます。
そして極め付けに日本円で4500万円というフォードの中でも類を見ない
ビッグな値段が更にラッシュをかけてくるのです。
それでもこれだけの注文案件が届き、あれよあれよの間に売れてしまうんだから
やっぱりフォードGTってスゴいマシンなんですね。
今日のインプレは以上です、
最後まで読んで頂きありがとうございました。
考えてみればGLのモデルをインプレしたのは今回が初でした、
前はジオラマのインプレッションでしたからね。
近い内ジオラマの方もまたレビューやりたいですね。。w
次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
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それでは、また。