こんにちは、ぶちょうです。
今日はこないだアップしたジョニーライトニングの2台セットのうち、
カスタム仕様の240SXをインプレしたいと思います。
モデル自体はJLがひと昔前に作成していたモデルでして、
この代になって再び復活したマシンとなっております。
それではインプレの方を進めていきましょう。
※パッケージは34Rの方でアップしたんでココではカットします
早速モデルの方を見ていきましょう。
キレイな青メタベースのボディに黒地ルーフを採用し、
ストリート感あるスタイルを万遍無くアピールしています。
ウインカーレンズなどの表現こそ塗装ないしタンポ印刷ではありますが、
全体的なバランスは34Rと比べても良く出来ているように思います。
横から見たボディラインも意外に良好なのが240SX。
白字のタイヤレターにメッキリムの入ったメッシュホイール、
足元の引き締まりも中々のもので、今回の2台セットは実質
240SXの為に用意されたも同然な内容と見ても良いでしょう。
ホワイトテール化されたウインカーレンズが目を惹きます。
92年という事でベースモデルは中期型の仕様となっているため、
このテールランプの形状となっているのも頷けます。
ガーニッシュの中央には「240SX」の表記が付いているのもポイント。
シャシと一体成型で造られたマフラーの姿が見えないのは仕方なしでしょうか
タイヤの取り付け位置がズレているのか普通にマシンを置いても、
どうにも斜めっているのがデメリットです。
タイヤが付いてるシャフトの長さもアバウトゆえに、車体より内側にタイヤが
入りがちになっているのが、ここからでも分かるかと思います。
この辺はやっぱ一世代前に製作されたモデルゆえの難しいところですね。
車体に関してみれば、後期バンパーを移植したスタイルで、
日本のドリフト事情にどことなく似通ったカスタマイズになっています。
前は後期、後ろは中期・・こういうカスタムは面白いですね。
シャーシのモールドは妙に深く作り込まれているのがアメリカのブランドらしいです。
ただしマフラーといった特に目立ってボディ下から見えるパーツは、
別パーツ化した方が見映えがつくような気がしますね。
メッシュスポークはかなり細かなディスク面になっていて、
塗りつぶしで何とか表現といった形となります。
深めのメッキリムやタイヤレターのおかげもあって、
ホイールのサイズこそ小さいものの存在感は十分以上のものを持っています。
このほか良く見てみると小さな240SXのステッカーも装着されていますね。
クリアパーツの採用こそ無いものの、しかし全体的な造型は
JLのモデルの中で見ても高いところに位置したモデルと言えるでしょう。
(せっかくなので新兵器のLED付き鏡面台座を用意してみました。w)
それでは今日の実車話を少し。。
日本で180SX、EUでは200SX、これらに先立ち北米では240SXが登場しました。
240SXの名義となった由来は搭載ユニットの排気量から。
日本で180SXの名義が名づけられた理由も、同様のものから来ています。
アメリカにおいて240SXの事実上、上位車種に位置するフェアレディZの車格が
高くなったことで立ち位置が変わったZのそのポジションに240SXが担い、
結果古参ユーザーのシェアを大きく勝ち取る事に成功しました。
240SXに搭載されるユニットは直4・2.4リッターのKA24型ユニット。
CA18ともSR20とも違うこのユニットは、スポーツ性というよりかは、
一般的な乗用車用エンジンという見方の方が強く出た物となっております。
当初KA24EというSOHCのタイプが装着されてましたが、
その後DOHC仕様となったKA24DEへと変更される事になります。
KA24が付いたマシンを日本の車両で見ればプレーリー、ラルゴ、それにキャラバン、
この辺を挙げるだけでも、大きく趣旨の異なったマシンとして、
240SXもポジションを得ているものと分かるかと思います。
アメリカでの市場に沿った形で搭載となったKA24は低中速での加速重視エンジン。
140馬力・トルク20キロ台を発揮するこのエンジンの素性から見ても、
やはりスポーツ向けではない方向性に割り振られているのが見えてきます。
時を経て240SXもドリフト市場に着目されていくようになってきましたが、
この時北米ではCA18やSR20といったターボ装着エンジンが無かったのです。
ドリフトをしたくても搭載ユニットが無いという事で、
エンジン単体などを輸入販売する人が増えていく事になります。
(恐らくこの中には盗難もあるんでしょうね。。)
これを経てようやく載せ換えが現実となった240SXに換装ブームが加熱化、
SR20といったユニットの他、スカイラインなどに付いた直6のRB25・26といった
エンジンに載せ換える事もあったようで、カスタマイズのノウハウに高きを持つ
アメリカの特色が存分に活かされるようになりました。
1995年にS14型へ変更され、S13型における240SXは少しずつ息を潜めます。
今日のインプレは以上です、
最後まで読んで頂きありがとうございました。
JLといったアメリカから来たブランドのインプレは今後も
他ブランドと並行して進めたいと思っている次第です。
新兵器で出した鏡面台座も近い内レビューするんでぜひ。
また次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
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それでは、また。