こんにちは、ぶちょうです。
今日もアオシマのブラインドトイ物から一台。
ドリフト天国ミニカーコレクションと言われるシリーズを展開してました。
そのラインアップが随分と濃いものとなっており、その中でも特に珍しいモデル化の
A31型セフィーロのフルエアロ仕様をインプレしましょう。
A31型の特徴である細いライトやグリルの再現度がかなり高いです。
ドリフト車らしい社外ステッカーのドア一面貼りやここからでも見える
大型の砲弾マフラーが目につき、前から後ろまでそれぞれ大きな印象を持っています。
他のアオシマミニカーでも言える事ですが仕切り板が無く奥の背景が見えてます。
京商みたくタイヤハウスが設けられてあると良かったですね。
それにしても砲弾マフラーがだいぶ下に装着されてて存在感が強いのです。
ドアのモールも頑張って配色してるみたいですが、さすがに厚すぎに見える?
ウインカーレンズやガーニッシュがクリアパーツで一体成型になってるが為に、
どこからブレーキランプなのか同車を知っていないと判別しづらいかもしれません。
ガーニッシュの所に日産ロゴでも入ってればもう少し分かりやすかったです。
そして穴こそ空いてないもののやっぱデカい砲弾マフラー。
個人的には2本出しよりこの単発のタイプが好みだったりします。w
真正面の完成度はやはり高いところ行ってます。
前置きインタークーラーも塗分けで表現されてるのは評価ですね。
それにしてもセフィーロのフルエアロミニカーなんてコレくらいで、
アオシマもかなり攻めていた事が伝わってきます。
シャシはいたってシンプルです。
その分マフラーも外しやすいし、カスタムで交換しちゃっても十分イケます。
メーカーステッカーの中にWORKがありまして、
5スポークでちょっとリムが深そうな事からこれはマイスターS1の可能性大?
マイスターS1もスポークの太さがあるホイールで、色んなマシンにマッチする
需要の高いホイールの一つと思われます。
日産のA31型セフィーロは1988年に誕生しました。
同社マシンのC33型ローレルとは基本構成が同じになっているこの車は、
当時一部マシンのオプションパーツで採用されているくらいだった
プロジェクターヘッドランプ(光をレンズで拡大して照射するライト)を
標準で装着している事が特徴的でした。
FRレイアウトに組み込まれた直6・2.0LのRB20、ターボありやノンターボDOHCの
タイプといった3種類のエンジンをチョイスでき、発売当初は5速MTも選択可能で、
この時点からもドリフト向けなパッケージングが何となく浮かんできますが、
状態の良いMT仕様は珍しく、その為ATが載せられたマシンをベースにMTに載せ替え、
ドリフト車両として使ったケースもあり、シルビア等にもこの流れが波及します。
前期型の特長として更に挙げられるのは「セフィーロ・コーディネーション」という、
エンジンから内装までそれぞれをオーナーの好みに合わせて注文出来る、
いわばセミオーダーメイド方式を採用していたのです。
ところがその自由度の高さとは裏腹に、ライバル格であるトヨタのマークⅡ3兄弟の
販売情勢に割入ることは難しかった上に、フロントの顔で好みが分かれたことで
話題にはなったけれど実際の需要はあまり大きな物にならなかったそうです。
その後1990年中期型となった際に「セフィーロ・コーディネーション」は廃止となり、
新たにいくつかのパッケージングが(R32に採用されたアテーサを搭載したのとか)
採用され、4WD仕様のセフィーロが登場します
92年に再びマイナーチェンジされ後期型へとシフト、
ノンターボの2.5リッター直6「RB25」が追加された代わり全車ATのみの販売で、
更にバンパーの面積が広がったことで3ナンバー枠の車となりました。
94年にA31型セフィーロは生産を終了し、同年A32型が登場、
FFレイアウトとなり新たな販売体系のマシンとして生まれ変わるのです。
今日のインプレは以上です、
最後まで読んで頂きありがとうございました。
GT3系レースカーやラリー車両の64スケール化がだんだん増えてきた中、
この手のモデルが新たに登場したケースはまだ見たことがありません。
この流れに乗ってシルビア辺りが来たら、新しい波がやってきそうですね。
次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
それでは、また。