こんにちは、ぶちょうです。
今日はひさしぶりに、京商のビーズコレクションから
R33型スカイラインGT-Rをインプレしてみようと思います。
今回もそのままミニカーの紹介に移ります
京商・ビーズコレクションって年代的に結構前のシリーズなんですが、
現状「決定版」と呼べるくらいにはとにかくこの33Rの出来はイイのです。
95年仕様という事で前期型の造型となっている当モデル、
Vスペックで展開される事の多い33GT-Rのモデル中でも、
これは珍しく標準仕様をモデルとしているのもポイントです。
タイヤサイズのせいかフロント車高が高く見える点もありますが、
特段気になるほどという訳ではありません。
実車では大きく伸びた全長ですが、このミニカーでは少し縮こまった印象。
ウイングのちょい小振りな感じやドアのモールドも丁度良いバランスで、
サイドマーカーにはちょっとしたポッチがあります(触るとバッチリ分かる)
マーカー類まで立体的に設けているのは、中々今のミニカーブランドでも
そう手を入れないポイントの為非常に面白い工夫がされています。
ブレーキランプはクリアパーツ、ハイマウントランプはタンポ印刷で作成。
このモデルではウインカーレンズの表現が無いのと、
トランク下部には「SKYLINE」の刻印も付いてないのが分かります。
リヤ側についてはトランクのモールドが急な角度で彫り込まれている事などから、
実車より幅狭に見える箇所がいくつか存在します。
ドアミラーが大きく見え、かつ一見鏡面の配色をしていなさそうに見えますが、
別のボディカラーではちゃんと塗り分けがされているのが確認できます。
マフラーは開口部を黒で塗装し穴抜けらしい表現がされています。
前期型の持つ「角型」ヘッドライトを再現しています。
ダクトに収まるウインカーレンズは塗装されており、
グリルにはGT-Rエンブレムもバッチリ装着。
インテークやグリルの網目もキッチリ作られているのは評価が高いです。
前面はかなり頑張っている様子を見てとれますね。
シャーシもかなり頑張っています。
ミッションケースや配管はマフラーまで全て塗り分けがされ、存在感UP。
車底も今これほどに細かく作っているメーカーは、そう多くないのでは。
余談ですが43スケールの同社33Rでは、エンジンボンネットを開ける事も可能でした。
ホイールの奥行き感もとても良いカンジ。
近づいて見てみるとサイドマーカーのポッチが良く分かるかと思います。
給油口の彫り込みもそこそこの出来栄え。
ブレーキローターこそ表現はされてないですが、立体に出来た造りになってます。
取り外し、仰角調節可能なウイングのモールドもイイですね。
33Rの高クオリティミニカーもこの数年出てきていません。(4ドアはTLVにあるけど)
人気の高い32RはMini GTがカタログ上でニスモ仕様などを作る事を公表してますが、
果たして33Rにも陽の目が当たる日は来るんでしょうか。(割と来てほしい)
それにしてもそれよりずっと前にこれだけの出来を持った33Rを作った京商の、
その実力の高さはやはり侮れませんね。
(実は内装も塗装されている拘りよう)
1995年1月、33Rは前月に生産を終了した32RのVスペⅡに続く形で登場。
レースコースの聖地であるドイツのニュルブルクリンクでテストを重ねられた33Rは、
32Rを越えられないと言われつつも、同コースでの32Rが出した記録の8分22秒を
信じがたいほど大幅に更新、8分1秒台というレコードを打ち立てました。
「マイナス21秒ロマン」
そう名付いたキャッチコピーを、GT-R史上初めてとなる単体CMに用います。
しかしココには一つ問題があったのです。
この記録を叩き出したプロトタイプ仕様なんですが、
6点ロールバー、サスペンションひいてはエンジンなども調整済みといった、
後にも別で問題が発覚するいわゆる「広報チューン」が施されたマシン。
この時ステアを握った黒澤元治選手(ガンさん)も、
車両のコメントは飽くまでもその仕様から見た形で説明をしていました。
そんな複雑な内政を抱えた33Rでしたが、スペックは決してダテではありません。
ローレルと同様のプラットフォームとなった当車両は、
32Rから大きく伸びた(130mm拡大された)4670mmの全長、1780mmの車幅を持ち、
車体重量も1530kgへと増加する事になります。
エンジンは32Rと同様「RB26DETT」、33Rでは重量増加に伴い、
ECUのビット数を16ビット化、ブレンボ製ブレーキの装着といった、
効率性の上昇によるアップグレードが施されました。
このほか翼端板を調整できるタイプのウイングも採用、
VスペックのグレードからはアテーサET-Sプロとアクティブデフも加えられ、
よりスピードアップに磨きがかけられています。
33Rはバッテリーがトランクルームに設置されているんですが、
これも重量配分を意識した上での搭載となっているようです。
33Rはたしかに好みの別れるマシンではありましたが、
しかしその速さは、GT-Rのそれを間違いなく持ち合わせていたのです。
自分は33Rスキな方ですね。w
今日のインプレは以上です、
最後まで読んで頂きありがとうございました。
やっぱビーコレってスゴかったんだという事を、
こうして月日が経ってみて再実感できますね。次の33Rはドコが出すんでしょうね。
次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
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それでは、また。