こんにちは、ぶちょうです。
こないだ押し入れにあったミニカーを軽く整理してみたら、
結構前に入手していたMR-Sのレースカー仕様が目に入りました。
過去作品のミニカーをインプレってどうしようか迷ってたんですが、
せっかくなので過去車インプレの練習も兼ねてインプレしようと思います。
まずは外箱3面図
過去作品については外箱まで持ってるのはさほど多くないため、
クルマだけの紹介となる事も多くなるかもしれません。
今回のモデルはちょっと特殊な物になります。
今からざっと10年前、京商は様々な所に店舗を構えていました。
その合間にアニバーサリーフェアを開催していたことがありまして、
そこで入手出来た非売品がこのモデルになります。 台座には京商のロゴ。
わざわざフェアの為だけに作られたGT300クラスのMR-Sミニカー。
2009年のアニバーサリーフェア(2月~3月)にて入手可能だったもので、
秋葉原公式ショップでパールホワイト、表参道で緑が用意されていました。
MR-Sのモデル化自体が非常に珍しい上にその入手方法も、
フェア期間内5000円以上の買い物で1000名限定という難しい条件だったのです。
それだけに「ビーズコレクション」という高クオリティシリーズを基とした
モデルの出来栄えは非常に良く今現在でもこれだけの出来を持つMR-Sのモデルは、
コレだけじゃないでしょうか。
塗装が厚めなのかドアのモールドが薄めですが、
300クラスのボディラインを上手く表現したモデルとなっております。
普段たくさんのスポンサーが貼り付けられているマシンの無地仕様って、
なんかカッコいいですよね。
またこの時のビーコレは、透明のプラ棒でアンテナを表現していました。
マフラーはシャシと一体成型となっており大雑把な仕上がりです。
ディフューザーも大味ですが、全体的な雰囲気は捉えているように思います。
ブレーキランプも塗装だけで終わりにしちゃってますけどね。
カナードの処理もマイルドでさほど尖った形にはなっていませんが、
前面もGTカースタイル表現にあたり入念にモデリングした様子が見えます。
造型バランスが良く出来ているのは、その表れでしょう。
ホイールから覗かせるベンチレーテッドディスクがまたカッコいい。
しかもディスクローターは溝彫り加工(スリットローター)まで再現されている
凄まじい凝りようで、さすがに5000円かけて入手するだけの価値はある物ですね。
ただしホイールの塗装は要注意です、塗装の質が悪いのか
手で触れるとベタついたりして溶ける可能性があるからです。
逆なハナシ気をつけるポイントといえばコレくらいですかね。
裏面はディフューザーのモールドがわずかにあるくらいです。
見てのとおりネジ留めだから外して内装を見る事も出来ます。
MR-Sというマシンはモータースポーツにおいても目立つ存在でした。
全日本GT選手権時代の2000年から姿を現した当初は、
ベース車のスタイルを活かしたボディデザインでしたが、
年を重ねていく毎に過激なスタイルへと変貌していく事になります。
02年にはシリーズチャンピオンの座を射止める事に成功します。
05年、07年とチャンピオンに輝き、ポテンシャルの高さを証明して見せたのです。
採用されたエンジンの後押しも大きかったかもしれません。
特に05年まで使用していた3S-GTEは様々なトヨタのレース車に搭載されていました。
3S-GはグループB用に製作された「222D」に搭載される競技用ユニットとして始まり
その後市販向けに採用されたターボ付きユニット「3S-GTE」が登場、
グループAラリーに参加していたセリカやカローラWRCといったマシンに搭載され、
トヨタのモータースポーツに大きく貢献する名エンジンとして名を挙げていきます。
JGTCにおいてはスープラが同様に3S-GTE、ことJTCCではエクシヴやチェイサーが
ノンターボ仕様の3S-GEユニットを用いてサーキットを走り、
それぞれがチャンピオンを物とする高いポテンシャルを誇りました。
オンロードにオフロード、場所は違えどその万能性がイコール速さへつながった
3S系ユニットはMR-Sの勝利へ大きな手助けとなったに違いないでしょう。
06年からはV6・3.5リッターのエンジンへバトンタッチされ、
新たなMR-SとしてGTの世界を再び駆け回ることになります。
今回のインプレは以上です、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
さて今後考えている事として他のビーコレのモデルを掘り下げたり、
もうちょっと以前のマシンをインプレしていこうかと考えています。
その場合始めでも話した通りマシンだけのインプレになる事がかなり高いんで、
その辺悩みどころではありますが、追々考えておきます。
また次回のインプレも読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。