ぶちょうです。
AUTOartからイニD仕様ハチロクトレノが出たので買ってきました。
やっぱりココはすげぇと思わせる仕上がり

長らく64スケールの一線で目にしていなかったAUTOartがここに来て復活。専ら今では18スケールの代表的メーカーと言えば確実に名が出てくるほど知れたメーカーと思われますが、過去に64や43スケールにもモデル展開をしていた時期もあり、それが再びやってくると思うとこれは中々に嬉しい報せでもありました。
そんな復活の1台に列を並べたのは、頭文字Dの藤原とうふ店仕様ハチロクトレノ。筆者が手にしたのは初期バージョンの方で、プロD最終仕様のカーボンボンネットやロールバーなどが着いたのも同時発売。
作品グッズとしてもOK、ハチロクの1ミニカーとして見てもコンパクトでスパッと、そしてスポーティな全体像の造りは、やっぱAUTOartはスゲーと思うばかり。

ハチロクというクルマのコンパクトさと、その中に盛り込まれたディテールは、たとえばドアハンドルやミラーの塗分けや、サイドに着くTRUENOの印字まで細かく。ハイテックツートンの塗分けも直線的に塗装されているのがポイントですが、トータルでの彫りはソフトな具合で収められている印象がありました。クッキリしてるとこはクッキリしてるんだけども。

前期テールランプも細かく作られています。レイアウトとその塗分けしかり、テールカバー上面とセンターガーニッシュのブラック化で細身な感じは前期ならでは。ステッカー表現もひとつひとつのディテールがしっかりと仕上げられ、小さくも字体はハッキリと。
極めつけにマフラーエンドにはどうも別パーツ(真鍮パイプ?)がわざわざ採用されているようで、これがゆえに他では滅多に見れないレベルの穴抜けぶりを演出。エンド部分自体にもカッターが入っており、一体ドコに力入れてんのかと思わずツッコミたくなるほどえらいトコ造り込んでいます。

最近ではよくあるボンネット開閉ギミックは無い代わり、AUTOartのハチロクトレノはリトラクタブルライトの開け閉めが出来ます。台座の裏に付属してる専用のオープナーでちょっとライト本体を浮かせて、そのあと指で押し上げて開ける仕組み。
ライトのホールド力も十分、ここにクリアパーツを埋め込んでの再現となっていますが、ライトカバーよりやや飛び出て着いているのが気になるところ。
またギミックだけでなく、サイドマーカーからフォグランプまで全てがクリアパーツ化。どこかが塗分けってのはよくありましたが、全て別パーツでクオリティ統一がされているのもまた、このモデルの大きな魅力の一つに挙げられます。
黒地部分は艶消し塗装、グリルなどの仕切りまで細やかな仕上がりが目の前に広がる。

シャシでは配管の塗分けがメイン、とりわけマフラーエンドの別パーツには注目。リトラ開閉のツマミが無い分、純粋なシャシクオリティを見れるのも面白いところです。

定番カスタムともいえるエイトスポーク。写真では見えないですがブレーキパーツも装着されています。

ハチロクトレノのインテリア再現も抜かりなく。アナログメーターに加え、作品内で度々出てくる紙コップがドリンクホルダーに収まっているのが初期バージョンの特徴。
とにかく芸の細かいディテールは作品の仕様に拘っているのを強く感じる傍ら、この内装見ているうち、どこからともなく『こぼすんじゃねぇぞ』と親父のセリフが脳裏に蘇る・・・・かも?

初期バージョンには豆腐も付属品で。これがあるならリアゲートも開いてほしかった・・・・ってのはワガママ?

外箱はかつての18スケールのデザインに通ずるもの。ちょっと懐かしい。
通常価格は5500円(税込)。
作品内の仕様再現と共に、水準高いクオリティの両立

これまでイニDハチロクのミニカーは色んなメーカーで出た車種ですが、その造り込みはさすが新鋭モデルといったところ。
久しぶりの復活はまさに期待通り、ハチロクのミニカー目当てなら押さえておきたいベストバイ級の一品であると共に、AUTOartというブランドの作りをフルパワーで体感出来るものとなっています。
はやくも新たなモデル展開が楽しみですね。

今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。
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それでは、また。