こんばんは、ぶちょうです。
ターマックとミニチャンプスのコラボ品で997型GT3RSが到着しました。
かつての趣きはそのまま現世に蘇ったミニチャンプス製997
ミニチャンプスと言えば専ら43スケールあたりの印象が根強いメーカーですが、かつて64スケールも小規模ながら製作していた経緯があり、いわば最近の64ブームの走りとも言えるモデル展開だったとも言えるかもしれません。
そんなミニチャンプス製モデルの一つだった997型ポルシェ911のGT3RSがターマックとのタッグで復活。今や大半のモデルは992型のように現行型がラインアップを担うなか、この時代の車種に改めて手を触れることが出来るのはまず第一の魅力とも。
基本的な造型は当時リリースされていたモデルからほとんど変わらず、ただし最近のコスト上昇の波もあってか深くを見ていくと実は・・・?
996型に対しスリムにデザインされた997。低めにプロポーションされた車高とGT3RSならではの専用ラインストライプを交えたカラーリングがレーシーさをグレードアップ。
デザインも去ることながら、この時点でもクッキリ存在を見せるブレーキーローターと、当時から継続して採用されたディティールは注目どころ。
彩色済みマフラーに小ぶりなGTウイングの翼端板とリアを彩るオレンジの配色。リアテールには当然のごとく別パーツがおごられたものとなっています。
リアがそうであればヘッドライトもしかり。これにポルシェのエンブレムバッジやウインカーがプリント。ドアミラーのわずかな窪みを可能な限り再現した成型に。
ガッツリシャーシに刻まれたミニチャンプスロゴ。カシメごしに表現された彩色済みのエンジン廻りがアクセントを利かせた内容とし、それ以外はシンプルに。
純正ホイールとその内部に備えられたブレーキローター。キャリパーまで造型とはならずも、ローターにはドリルド加工が施された様子がキッチリ見えていることからしてもそのディティールは決して侮れません。
内装のボリュームが・・・?
当時出てたのを丁度持ってたのでちょっと見比べ(写真並べる関係上見えにくいけど)。見た目こそほとんど変化なく登場した今回の997ですが、かたや内装ではかなりの変化がありました。
緑色の旧モデルの方は、これも現在のクオリティで主流となりつつあるメーターやパネル表現が既に取り組まれていたほか、ロールバーやシートの塗分けと非常にボリューミーに作られたクオリティが印象に残ります。では今回の997だとどうなったのかと言えば、これらの表現は全てカット。
当時のモデルを持ってないならともかく、既にゲットしてる目線で見るとこの大幅なボリュームダウンは物足りなさを感じるところ。コスト上昇の波もあるとはいえせっかくの復活、この辺りの仕上がりもまとめて再現してくれたら良かったんですけどね。
外箱のパッケージもミニチャン譲りなデザイン。
通常価格は3980円(税込)とちょい割高。
気になる点はあれど確かな復活を思わせる
今なりの価格設定の割に内装クオリティが大きく削がれてしまったデメリットは確かにデカいけど、かつてと変わらぬ水準高く造られた質感は、2022年という年を迎えた今なおブランクに負けることなく通用する様子を感じさせてくれる1台です。
64スケールが採用される機会が多くなった今でこそ、新規車種のリリースによって再びミニチャンが名を挙げる可能性もやりようでは出てくる事もあるかもしれません?・・・・でもその時はぜひインテリアにも力を入れて欲しいですね。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それでは、また。