こんにちは! ぶちょうです。
ホットウィールのワイスピアソート第2弾がいよいよ通常販売されました。
S14シルビアにD32型エクリプスと、魅力的な車種が今回も揃ったこのアソート、
今日はその中から初代ワイスピの主人公マシンとして活躍した、
D32A型エクリプスのインプレを進めていきたいと思います。
たまにはモデルからインプレをスタートしてみましょう
さっそくモデル本体を見てみましょう。
新金型を身にとうとうHW名目でも姿を現したD32型エクリプス。
同アソート内ラインナップにあるFDや33Rは元の金型にバイナルを被せたのみですが、
エクリプスは劇中車のエアロパーツも再現した上で、モデル化が行われた意欲作。
・・以前マテル名義でワイスピのミニカーシリーズを出してた事もあったんですが、
ソッチはサイズが1/55スケールと一回り大きなサイズでのリリースだったため、
今回このようにキチンとした64スケールでのワイスピエクリプスが登場したのは、
非常にうれしいモデル化と言っても過言ではありません。
フルエアロで武装したボディ廻りとスポコン風溢れるバイナル。
そしてまたしても新デザインのホイールが採用されたようで、
若干タイヤサイズがボディに対し小さめに見えるデメリットはあるものの、
非常に現実味の深いディティールを編み出す事に成功しています。
フロントバンパーのサイドダクトも表現されたほか、ドアミラーも装着。
相当手込んでますよコレ。
リヤ関係もかなりのクオリティを持っています。
HWはワイスピアソートが始まってからというもの、
特にリヤコンビランプのタンポ印刷のディティールが細かくなってる気がします。
劇中車のナンバープレート、その両脇に付くバックランプも再現され、
トータル面の出来栄えがとにかく高いレベルでまとめられています。
社外バンパーのボディデザインと共にシャーシへの一体成型で単発マフラーを表現、
カーボン調を意識しただろうリヤウイングのバランス感も良好。
フロントのヘッドライトも印刷ディティールの高さを感じさせます。
バンパー両サイドのエアダクトやインテークの奥行き感もバッチリ出ており、
ツヤツヤだけどザラザラ感の表現を頑張ろうとしたカーボンボンネット。
そしてこのボンネットですが・・・
ちょっと見えにくいですがボンネットの膨らんでるトコが分かります?
面白いことに、エンジン関係の部品がボンネットと当たらないように設けられた、
「パワーバルジ」までも再現してるんですね!
こういうところまで作ってくる拘りようからも、
今回HWはエクリプスに相当の力を入れこんでる事が分かると思います。
シャーシも中々豪勢なモールドぶり。
タイヤのトレッドパターンもキメ細やかなのがポイントです。
ルーフも今回撮ってみました。
というのも、トランク内部にNosタンクを2本搭載しているのを再現しており、
内装にも細かく手が入ってる節を書きたかったからなんですね。
それと塗装で潰れ気味ですがルーフスクープが付いてるのも見えます。
TE37っぽいデザインとはまた異なったHWの新ホイールが装備されています。
エクリプス用にわざわざ持ち寄せたのか、若しくは今後の主力の初お披露目か、
カスタム系にも十分イケる新デザインのホイールがまた一つ追加されました。
やっぱりタイヤがもうちょい大きかったらよかったカモね。
アソートのパッケージ両面。
これだけの出来で700円くらいの価格で入手できるって、
もはやチープ系ミニカーの範疇を越えつつあるHWのReal Riders。
現状同レベル帯のブランドの中でも頭一つ抜けたクオリティを展開、
更には豊富なラインナップで畳みかける近年のホットウィールは、
日増しにヤバさ加減を引き上げている事間違いありません。
それでは今日の実車話を。。
米国法人版の三菱「ダイアモンド・スターズ・モーターズ」、
その名義の基北米圏を主軸に生産を行われていたマシンが「エクリプス」です。
2代目を数える「D32A」の型番を持ったエクリプスは1995年にデビュー。
先代に対し丸みを帯びたボディラインを得たエクリプスですが、
基本的なシャーシ設計は6代目ギャラン(E39A辺りの代)をベースとしている点は、
先代エクリプスから引き継がれている特徴の一つ。
新設計された箇所も多少あるものの、設計ベースが共通であるメリットにより、
部品流用が非常に行いやすいことでカスタムを行うユーザーから好評を得たもよう。
そんなエクリプスに搭載されるユニットは「4G63」。
そうです、ランエボやギャランなどにも付いてるこのエンジンは、
エクリプスのボンネットにも収められているのです。
これ自体は先代エクリプスでも同様に4G63が搭載されていましたが、
2代目では新世代のタイプへアップグレードが行われ最大出力は230馬力へ。
アメリカでのグレード設定は、FF×4G63ターボの「GS-Tグレード」、
四輪駆動×4G63ターボの「GSXグレード」や
FF×クライスラー製エンジン搭載の「RSグレード」など、
複数のパッケージングを用意し市場へ導入されました。
北米を主体に市場を展開したエクリプスでしたが、日本以外にもヨーロッパや、
香港といったアジア諸国へ輸出も行われ、1999年まで生産が続けられました。
ちなみに日本ではGS-Tグレードに相当するFF×4G63ターボのグレードのみが設定、
のちに登場したエクリプススパイダーも同様のグレード設定で販売されました。
その後2001年、2代目エクリプスの今の人気を象徴する出来事が起きます。
それこそがFast and Furious(ワイルドスピード)シリーズの劇中車へ抜擢。
黄緑のカラー、viz Racingのエアロ、APR Performanceのリヤウイングを装着し、
クールなバイナルをあしらったチューンドカーとして活躍しました。
これによりエクリプスはスポーツコンパクトの一代巨頭マシンとして、
一躍脚光を浴びたマシンとして絶賛されたのです。
その人気ぶりは既に18年経った今もなお絶大なもので、
エクリプス以外の車に同じバイナルを適用したクルマが多数存在してる事からも、
その愛されぶりは凄まじいコトを容易に想像させます。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
ひとまずワイスピアソートで最もキラー指数の高いアイテムは入手出来ました。
後はジェッタや33Rの更新をぼちぼちしていければというところで、
そろそろTarmacとかの方面も新しいのが入荷するとかってハナシだし、
それらとの兼ね合いも見つつ記事更新出来ればと思います。
次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。