こんにちは! ぶちょうです。
いよいよ筆者の手元にもイグニッションモデル(以下IG)の64ミニカーが届きました。
これまでTarmacとのタイアップで製作していたIGでしたが、
その後独自にモデルをリリースするようになりました。
今回はそこからEG6型ベースのパンデムシビックをご紹介。
IGのミニカー・・・精密さがハンパないです。
まずはパッケージ3面図から
ワインレッド調のシンプルな外箱デザインです。
初めてIGの64モデルが登場したときはTarmacの名義もありましたが、
ここではそれが消えてる辺りIG単独で動いてる節が見えます。
通常価格は64スケールでも高めな3796円(税込)と、
益々64スケールの精密モデル化が進行してきています。
こういったシンプルなデザインはTarmac初期の箱デザインに似たものを感じます。
写真からは見えにくいですが台座はレザー調のザラザラした触り心地。
バグジーズのディスプレイみたくネームプレートが付いています。
それではモデルを見てみましょう。
まず手に取った瞬間からこれまでのどの精密モデルをも越えた感触を感じさせます。
塗装の質感をはじめホイールそれに立体的なカナード・・・
強気な価格設定に違わないクオリティがモデルに満遍なく込められています。
ちなみにIgnition Modelはかねてより43スケール&18スケールにおいて、
レジン製でのモデル展開でしたが64モデルはダイキャスト製となっております。
車高の落ち度も良好、フロントがちょい上がり気味なのが気になるものの、
オーバーフェンダーのビスをはじめとするモールドのシャープさには、
誰もが驚かされることは間違いないとさえ言う事が出来ます。
これは後でも説明することなんですが、
ホイールのディティールが非常に細かく、メッキリムのピカピカさ加減も秀逸です。
ドアミラーには鏡面をイメージした配色が施されているのが見えます。
そしてクリアパーツのテールランプですが、
この部品一つとっても、IGのクオリティの高さを見せつけられます。
端的に言えば、クリアパーツもキラキラしているのです。
TarmacやINNOとも全く異なる上質な質感を持ったクリアパーツが、
IGのモデルに装着され更なるディティールUPに活かされています。
さすがにマフラーの開口部まで作るのは難しかったようですが、
特徴的なセンターマフラーの配管取り回しを見事に再現。
IGのモデルに付いたクリアパーツはヘッドライトでもその存在感を高めています。
より現実味のあるヘッドランプのレンズを再現することに成功し、
正直ココだけでも他の精密モデルに差をつけた造りを味わうことが出来ます。
もちろんヘッドライトのみならず、バンパーのエアダクトやインテーク、
加えてかなり立体的に造型されたカナードとスプリッター。
どこから見ても決してラフな造りを見せない徹底ぶりには感服の他ありません。
フロアで覆われたシャーシにメインパイプから繋がるマフラーの配管。
マフラーの配管の曲がりも拘って造られており、
リヤビューからその出来栄えを覗く事が出来ます。
スポーク一本一本ごとから精巧に作られたレイズの「TE37SL」。
その場に置いて撮影してる時点でもメッキリムのピカピカ具合が分かりますね。
これに加えブレーキキャリパーまでもが立体的に造型されており、
明白にこれがキャリパーだと分かるほどに造られていると言えば、
如何にIGはヤバい作り込みしてるかが伝わるでしょうか。
とうとうブレーキキャリパーの立体化というレベルまで、
64スケールのミニカーに盛り込める事を現実のものとしたのです。
初めてIGの64モデルを手に取ってみて筆者もただただ驚かされるばかりでした。
これほどの出来になってくると、そこらの43スケール以上のクオリティとも言えるし、
逆に64スケールにこれだけの出来を持たせる事が出来た、
この短期間での爆発成長はある意味「恐ろしさ」をも感じさせます。
今一度確認しておきますが、これはマジで43スケールといったサイズではなく、
1/64スケールのミニカーです。
ミニカーだけでかなりの文面を書き出しましたが、ここからは毎度の実車話、
パンデムについてでも良いんですが今回はフツーにEGシビックの話を。
通称「スポーツシビック」と名称が与えられた、 EG型シビックは1991年に登場、
先代EF型シビックから大幅な走行性能アップを果たしたEG型は、
その通称の通り高いスポーティ性を評価され人気を博したマシンです。
EF型世代ではシビックの他サイバースポーツCR-Xも用意され、
どちらも走りそして運動性能に極振りしたようなマシンスペックでしたが、
EG型シビックになってからは居住性や利便性にも目を向けられるようになり、
特にサスペンションのストローク見直しをはじめ、
快適性を改善することに着目し日常での使い勝手を大幅に向上させました。
搭載ユニットはEF型シビックから強化を加えたVTEC付き「B16A」。
最大出力は170馬力まで高められ、これに5速MT、
EF型からリセッティングされた4輪ダブルウィッシュボーンサス、
心意気バッチリのパッケージングで展開されたのでした。
その走行性能もやはり高い次元に持って行ったのがスポーツシビック。
快適性などを考慮したこともあり重量こそ先代の40kg増しの1110kgながら、
質感を上げたサスペンション、アップグレードされたB16Aエンジンにより、
走りの質もまた、より良好なものへと進化を果たしたのです。
スパルタンな走りを求めればEF型のシビック、それにCR-Xってなるんでしょうけど、
EGシビックでもその硬派な走りのDNAはバッチリ受け継がれています。
EG型シビックはその後グループAのレースにも参戦し、
この走行性能の高さはレースの世界でも多大な成果を上げました。
EF型シビックから続いたマニュファクチャラーチャンピオンは、
実に7シーズン連続獲得という輝かしい成績を残し、
その翌年94年からはEG9型シビックフェリオへのマシンチェンジと共に、
次のレースステージを移す事になりました。
正に3ドアハッチバックの最盛期マシンとも言える一台、
それが、スポーツシビックなのです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
IGのミニカーの本格的進出が進みつつあります、
今のところFDとEGシビックだけですが今後何を出して来るか楽しみですね。
64スケールモデルの新しい境地を、IGが造り出そうとしています。
次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。