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【モデルインプレッション】 Ignition Model 1/64 - J`S RACING S2000 魔王

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こんばんは、ぶちょうです。

IG64のレジン製モデルから”魔王S2000”が登場しました。

究極のチューンドエスを64スケールで再現した意欲作

https://i.imgur.com/n3yqd4m.jpg

「魔王S2000」の名で馴染み深いJ'SレーシングのS2000チューンドがイグニッションモデルからついに登場。レジン製モデルで非常にコストのかかるモデルでかつ重量感は皆無ですが、ホットバージョンの企画を経て魔王の称号を手にしたS2000のボディを64スケールという手のひらサイズで楽しめ、かつフルエアロ武装で小さくも迫力は圧倒的。

単色カスタムのタイプもありましたが、ココはやっぱりグラフィックのあしらわれたカラーを選択してみました。

https://i.imgur.com/oajhlPC.jpg

ガチガチのチューンドカーを表現したモデルにしては高めの車高なのが気になるところ。リヤフェンダーにまで渡る独特のグラフィックの威圧感ももちろん、フル武装のエアロパーツで凄まじいまでの迫力を放っています。ただしグラフィックのデカールによってパネルのモールドの大半が埋まっており、外観のキメ細かさを求めるのであれば単色バージョンの方を導入するのが吉かもしれません。

https://i.imgur.com/WD5G40T.jpg

魔王S2000のベースはAP1型ですが、テールにはAP2型の物を採用。もちろんこれはモデルでも同じように再現され、透明度の高いテールカバーと精密な塗分けでディティールアップ。トランク底を切って製作されたワンオフ品のセンター出しマフラーやディフューザー、トランクスポイラーなど空力パーツを筆頭に精密さが分かる造りとなっています。ただし個体によってはウイングステーが傾いているものもあり、実は筆者の入手した個体も、写真撮った時には何とか自力で補正出来たものの、手にした時に見たステー傾きを見て一抹の残念を思い浮かべた事もありました。やはり万単位のコストがかかってる製品である以上どうしても品質面もこれまで以上に厳しく見る事になります。

https://i.imgur.com/Voqk4zD.jpg

元のボディをフレームギリギリまで切り詰めて装着したとされる超ワイドなボディキット。これに組み合わさるリアステアーフィンは別パーツで成型、アウトレットダクトもキッチリ奥行を出してあるのは魅力的ですが、片やフロントのステアーフィンは表面のみ塗分けに留まっており、部品上こっちの方が大きく見える分せっかくリアフィンを作ってるならフロントも同じように別成型で作って欲しかったとも。

ちなみにゲームサイドからの余談ですが、魔王S2000はイニDのアーケードでもコラボした事から、セガのステッカーが色んなところについてます。

https://i.imgur.com/dUcvZrQ.jpg

フロントには一面の魔王グラフィックを再現し、これにカナードやスプリッターとエッジを利かせ、別パーツ化したヘッドライトを装着。ワイドボディキットで従来のエスより遥かにデカいと感覚的に認識させてくれます。

https://i.imgur.com/1S0Nxi2.jpg

グラフィック関係はデカールによる再現。近づいて見ると粗の出る部分もあり、64スケールで複雑なデザインを表現するにはここが限界ですかね・・・

ボンネットピンはエッチングを使って立体感を底上げ。

https://i.imgur.com/h9sTM0k.jpg

カーボン柄のハードトップやトランク。

https://i.imgur.com/lY7Vspc.jpg

シャシ側から。

https://i.imgur.com/YJth78a.jpg

ホイールはCE28N。塗装済みブレーキキャリパーとローターも完備。

https://i.imgur.com/uWrDxWk.jpg

インテリアもチェック。5点シートベルトはデカールで再現されていますが、メーターパネルは一切の表現ナシ。ハイエンド品ゆえこの辺の造りも余すことなくやってくれてるだろうと期待してましたが、どうもその見立ては甘かったもよう。

内装はもうちょっとボリューミーな仕上がりが欲しかったですね・・・

https://i.imgur.com/E3vx1xz.jpg

外箱はこちら。デフォルトでプロテクターが付き台座も豪華。

通常価格は12650円(税込)。プレミアム感たっぷりですが結構高いです。

 

値段もケタ違いだが外観の仕上がりも相応に。ただ・・・

https://i.imgur.com/DOVYv9w.jpg

レジン製品化で更なる出来を追求したIG製ハイエンドモデル。

IGそもそもは専らレジンで取り組んできてたので、ある意味十八番の造りをそのまま64スケールに持ち込んできたとも言えますが、では実際に筆者も今回初めて手に取ってみて思った事として、確かに見た目の造りは64スケールという小さなサイズ下でありながら可能な限りの再現に臨むレジン製の強みを活かす傍ら、内装を見る限り他メーカーのレジン製モデルと比べると今一歩譲る面もあり、それこそTitan64のGRスープラとかを手にした時と同じような興奮があったかと言うとそこまでには至らず・・・

トータルのクオリティで見ると内装の微妙なケチられ加減が気になってしまい、その上で同じような額出しておいそれと買うかどうかは正直悩ましいところで、見た目極振りで特定のマシンを欲しいのであれば一考かという印象を受けました。

しかしどうあれマジモンのデモカーをここまで精力的に製作してくれているのも確かであり、意欲的な1台であることに疑う余地はありません。

https://i.imgur.com/Z36VoMr.jpg

今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。

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しかしもし今度買うとしたら32Rあたりかな・・・? うーんどうしよ

それでは、また。