こんにちは、ぶちょうです。
先日HWより新しい「Gulf Racing」という新アソートが登場しました。
今日はそこからマクラーレンF1 GTRのご紹介をしたいと思います。
まずはパッケージ両面から
デカデカとGulfロゴがあしらわれたCGイラスト。
入手価格は756円(税込)にて。
セット内容は以上の5台。
エンジントランクオープンのフィアットやブタケツローレルも。
そして予想外なコトに自分が入手した場所ではなぜかゴルフが売り切れ。w
それではモデルを見てみましょう。
95年ルマン24時間レースに参戦したカラーを模した今回のマクラーレン。
ペイントワークの再現度は非常に高く、
特に青とシルバーのカラーに挟まる細いオレンジのラインがとてもシャープ。
またボディ金型自体も多少前に造型されたモデルながら仕上がり良好。
車体に続きホイールも実車のそれに近い形状・塗装が施されています。
車高の落ち方も十分納得の行くレベルですね。
リヤウイングは厚みがあるプラスチックで成型。
サイドのダクトの塗分け、タンポ印刷のデカールもそれなり精度高めと、
念入りにモデル製作している感じが見えます。
ブレーキランプ、ウインカーはそれぞれ別彩色とされ、
更にマクラーレンF1のエンブレムバッジもタンポ印刷で表現。
排熱ダクトには窪みが付きリヤのインパクトを増大しています。
マフラーこそシャーシとの一体成型ですが、
ここに個人で彩色を加えたりするとより一層見映えが引き立つ気もします。
ヘッドライトもタンポ印刷で再現されていますが、
中々これを立体的に見せるのは難しいようで違和感が付いてきます。
フロントエアインテークはポッカリと穴が空いて、存在感をアピール。
シャーシはフラットな造り。 リヤアクスルが見えます。
タイヤのトレッドパターンがリアルなデザインでカッコいい。
5スポークにオレンジで彩色されたホイール。
実車のと違って深リムな出来ですが再現度は高いレベルにまとまっています。
リヤタイヤはもう少しサイズ小さくしても良かったような。
こういう色鮮やかなホイールカラーって中々マッチングが難しいんですけど、
その点Gulfカラーって違和感が全くない程にカッコいいんですよね。
今年のHWも興味深いマシンがたくさん出てきそうですね!
過去に登場したモデルでも造型のやり直しやディティールアップ、
新しいひと手間が加わったミニカーが多数出てくることでしょう。
それでは今日の実車話を。。
「20世紀における究極のスーパーカー」と言われればそれは何でしょう?
その具現化が成されたマシンこそ、このマクラーレン・F1というクルマ。
この流麗なボディスタイルは登場から20年以上経っていますが、
未だ見劣りを感じることはありません。
空力性能はもちろんのこと圧倒的な運動性能を実現するために、
数多くの工夫がマクラーレンF1には取り込まれてあります。
当車両の特徴でもある中央のドライバーシートも実はその一旦を担っており、
左右重量バランスがどちらか一方に偏る事を防止。
そしてエンジンやミッションをはじめとした重たいパーツのすべてが、
ホイールベースの内側に収められているのもマクラーレン流の拘り。
搭載ユニットはBMWのM8に搭載予定だったのがお蔵入りになった、
「S70/2」というコードナンバーを持つエンジン。
6.1リッターV12ユニットのDOHC48バルブであるこのユニットからは、
最大627馬力もの強大なパワーを発揮します。
卓越した運動性能のみならずエンジンユニットも最高峰のものが装備され、
ノーマル状態・参考記録扱いとなったテストでは最高速は371km/hという記録を、
その後再度ほぼ同様の条件下でスピード計測が行われ、390km/h以上(!)の
とてつもないレコードを公式に記録することに成功します。
レース活動でもマクラーレンF1は多くの活躍を刻み込んでます。
FIA-GTのベースでもあるBPRシリーズの規格に合わせ、
レース用のアレンジが加えられたマクラーレンF1 GTRが誕生。
95年のル・マン24時間レースは総合優勝を達成したほか、
96年のJGTC(全日本GT選手権)にもラーク・マクラーレン F1GTRにて参戦。
国産車とは数段も格が違うマシンを遮るものは、もはや何もありませんでした。
しかしこの事が影響し国産車勢とピリついた関係へ発展、
これには97年から敢行された車両規格を先行投入し性能調整を入れることで収束、
以降はスポット参戦を含み2005年まで日本のサーキットを賑わせました。
スーパースポーツと呼ばれるマシン達の基礎を大きく引き上げ、
またレースマシンの規格の定義にも一つの疑問を投げかけた、
「20世紀最後の究極のスーパーカー」、それがマクラーレンF1なのです。
そういやGulfのマクラーレンF1 GTRといえば、
96年にセガからmodel3基板で製作された「スカッドレース」でも登場してます。
ミニカーと違い96年仕様の青/オレンジのカラーリングが施されていますが、
ちょっとアクオフやシフトロックで向きを変えようものならすぐにスピン、
でも乗りこなすととてつもない加速とスピードで走り回れるという、
ゲーム中でも扱いは超ムズいけど最速マシンとしての存在を確立しています。
意外とレースゲー以外からも有名な某雑誌の誤記入である、
「インド人を右に」
というネタの元もこのゲームによるもの。w
スカッドレース(米名 Sega Super GT)、ヒマがあれば調べて見てください。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ホットウィールの新モデルがちょいちょい集まってきてるんで、
次の記事もHWで進めていく予定となります。
次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。