こんにちは、ぶちょうです。
今日はホットウィールで以前登場したアソートのCARS&Donutsから、
BMWのM1プロカーをインプレしたいと思います。
まずはパッケージ両面から
METAL/METALのロゴがある金型は、
通常ボディのみダイキャストでシャーシがプラスチックに対し、
その両方がダイキャストで造型されているタイプのモデルです。
この時のアソートにおける注目株は丸目GDインプレッサでした。
他にもマクラーレンP1やフグZ、めぼしいマシンが揃ったアソートです。
それでは本体の方を見てみましょう。
レースタイプのM1をモデル化した今回のモデル、
前後のオーバーフェンダーの盛られ具合はレースカーに則した見映えで、
前述のキャスト成型から重量感もグッド、ボディ自体のクオリティも高め。
Mパフォーマンスを思わせるカラーリングがカッコいいですね。
HWだから車高も高いだろうと思いきやそんな事も無くむしろ低めな方。
ボディラインは実車に寄せた雰囲気を出しており、
アーチ型ウイングもカーボン調フラップはさすがに表現されてませんが、
仕上がりは十分と言ったところでしょう。
ブレーキランプ等のタンポ印刷が盛り込まれてない為ちょい寂しめな印象。
しかしながらワイドなオーバーフェンダーが迫力感を引き立て、
シャシと一体成型される形で右下にマフラーが付いているのが分かります。
ここからでは見えませんがエンジンフードに設けられてあるスリットも、
若干ながら立体的に作成されています。
ひと昔前の街道チューンドみたくも見えるM1プロカーのエアロはゴツい。
ヘッドライト廻りも配色は特にされているわけではないものの、
彫り込みが結構丁寧に作られてて細かく手が入っている節が見えます。
ボンネットには4点ボンネットピンがタンポ印刷で表現。
これがMETAL/METALで造型されたキャストの裏面です。
見ての通りシャーシもダイキャストで造られている為、
手に取るとかなり重量感あるモデルになっています。
ゴム製のタイヤ、リムに深みのあるメッシュスポークが装着。
さほど奥行き感はありませんがスポークの彫り込みは頑張ってありますね。
それにしてもここ最近のHWはモデリングに大きく注力しています。
価格も手ごろでありながらコレくらいの出来ならば、
そのコストパフォーマンスは非常に高いと言っても良いでしょう。
ホットウィール、ナメられません。w
それでは今日の実車話を。。
E26型・M1のそもそもの登場理由として、
グループ4、ないしグループ5で独壇場を作り上げていた、
ポルシェ陣営に待ったをかけるために製作されました。
参戦条件には連続する24ヶ月以内に規定台数以上を製造することでしたが、
面倒な手筈を踏んだ生産工程が影響し生産ペースが非常に遅く、
当初の目標だったグループ4などへの参戦条件をロクに達成できないまま、
その命を終えてしまう寸前にまで追い込まれてしまいます。
(別アソートのM1も引っ張り出してみました)
このままではM1がレースシーンに一度も出る事が無いコトを危惧し、
1979年から、BMWはこのM1を使ったワンメイクレースを発案、
それが車両名にもなっている「プロカーチャンピオンシップ」誕生のキッカケです。
F1のサポートレースという、いわば前座レースの立ち位置で設けられたこのレースは、
翌年80年まで開催され参戦ドライバーもトップ級が集まる、
ハイレベルなレースだったことも相まって中々の人気を生みました。
そんなこんなでギリギリ本来の目標だったグループ4の参戦資格を獲得したBMW。
ところが参戦許可を得た81年以降確かにGOサインこそ出ていたものの、
翌年82年にはグループCが開催される事が決定となったがために、
BMWの画策はもろくも崩れ去るに至る結果となりました。
不遇な運命をたどる事になったM1ですが、
しかしこのダイナミックで美しいボディラインは未だに見る者を寄せ付けるのです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
M1プロカーってなんだかんだモデル化が多くない車両なもんで、
そろそろ決定版なモデルがどこかから登場しないかと待ち望んでいます。
ホットウィールには更に目をかけていく予定です、
また次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
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それでは、また。