こんにちは、ぶちょうです。
今は音楽ゲー、遡ればシューティングの革命的存在とも言えたコナミという企業。
その企業からかつてミニカーが販売されていた時期がありました。
そのシリーズの一つである国産車名鑑の第2アソートから、
今日はBP型レガシィをインプレしたいと思います。
早速ミニカー本体を見ていくとしましょう。
2006年当時定価460円ほどで販売されていた食玩モデル、
さすがに年代故、正直クオリティそのものは決して高いワケではありません。
しかしながらBPレガシィという今でもモデル化を見かけない車両を
モデルに落とし込んだことは非常に評価が高いのです。
その代わり、この国産車名鑑シリーズのデメリットとして、
名目上64スケールとしているものの、実際の採寸はそれより一回り大きめ。
並べられるモデルが限られてしまうところは仕方なしです。
フロントが微妙に寸詰まり感あるように見えるような。
このシリーズではトミカなどと同様、左右ドア開閉のギミック、
同じくサスペンション可動も付随してモデルに導入されています。
しかしこうして見ると塗装の発色が良いコトに気が付きますね。
テールランプ、バックランプそしてドアミラーは塗装で表現。
リヤの見た目は思ったより実車に近めな印象を受けます。
マフラーはシャーシと一体成型で作成された流れとなっております。
BL/BP型レガシィの特徴でもあるグリル廻りに力が入ってます。
さすがにグリルのメッシュまでを表現するには至りませんが十分可な範囲。
ヘッドライトの形状がアッサリした形状になっていて、
もう一歩シャープに造型されていればよりクオリティも上がった事でしょう。
実は底面のモールドがかなり作り込んであるのが面白いところ。
マフラー関連はもちろんリヤアクスルやミッションのモールも作られ、
むしろ裏面の方に力が入っているような気さえを感じます。
BPレガシィ純正ホイールの再現度も思った以上に高レベルです。
ホイールナットの彫り込みも頑張っている様子なのがうかがえますね。
ドアを開けた時の様子も見てみましょう。
ハンドルのモールド、エアコンの彫り込みも作り込んであって、
内装面も細かに手が渡っているのが見えます。
イマイチ車体の出来が気になって実はあまり目を向けていなかったこのシリーズ。
しかし改めて詳細に見てみれば、車両の特徴を捉えた造りに意識を向けた、
中々の意欲作が内に収められていた事を再認識しました。
このシリーズでは他にも中々モデルになってないマシンがあるため、
気になったら入手してみるのも良いかもしれません。
それでは今日の実車話を。。
BL/BP型と称された4代目レガシィが登場したのは2003年。
この代になってレガシィは3ナンバーの車両寸法へ変更(車幅の拡大により)、
ワイドながらもまとまった佇まいを持つのがこの代のレガシィでした。
スバルにおいてはGD型インプレッサも3ナンバーボディとなりましたが、
元々レガシィの小型化を汲み製作されたインプの方が、
実は先に3ナンバー化されていたというのが面白いポイントですね。
3ナンバー化による恩恵は想像以上に大きなものでした。
衝突安全基準を意識したサイズアップが当初の目的ではあったものの、
その結果デザインの自由幅が広がった事に繋がり、より高級感ある質感を展開、
また水平対向の難点でもある旋回半径の大きさについても、
車幅拡大により舵角量を確保出来るようになったため、
先代より取り回しが良くなっている事も大きなメリットの一つです。
4代目レガシィに付くエンジンはもちろんスバルの伝統的エンジン、EJ型。
水平対向4気筒ユニットからはEJ20とEJ25の2種類が用意され、
3リッターF6ユニットである「EZ30」の3ユニットが先代から引き続き採用。
ただしEJ20については先代がシーケンシャルツインターボという、
用途を割り振った2つのターボを使い分ける方式に対し、
タービンホイールに排気ガス送り込む通路を2つに分けて効率性を上げた、
「ツインスクロールターボ」の方式を取り込むことになります。
ツインスクロールターボ採用により、
先代のツインターボで抱えたタービン切り替わり時の加速の詰まりを解消、
加えて電子制御スロットルとなったことでよりスムーズな加速を実現。
シングルターボながらもツインスクロール化でたったのメーター2000回転から、
30キロを越える強靭なトルクを叩き出したのです。
ドッカン気質だったEJユニットを大幅にマイルドにしながらも、
しかし元来の加速性能は全く衰えさせない凄まじいパワーアップを果たしました。
BL/BP型レガシィにおける他の特筆すべき点としては、
先代よりも車重が軽い事が挙げられます(グレードによる)
先の衝突安全を考慮した点から剛性アップを図った4代目レガシィ、
当然普通なら車体重量が増える事は明白ですが、
軽量な素材を多く取り入れ奥深くまで考え抜かれた設計が功を奏し、
安定性を持ちしかも軽くなっているという理想的な仕上がりを実現したのです。
そんなレガシィですが中古価格はなんと非常に安価。
そこそこ走行距離を残した車両でも場合によっては20~30万レベルで入手可能で、
しかもワゴンなら荷物もドッサリ載せることも出来ちゃう。
水平対向エンジンゆえメンテナンスの態勢が整っていることが理想ですが、
セダンのBL型、ワゴンのBP型両方この価格帯で落ち着いている事を見る分、
非常に良コスパな車両と言っても良いでしょう。
筆者も軽く乗り倒す用にいっそレガシィに手を出すというのは前から思ってて、
割とマジで導入を考えてみても良いのかも・・しれないです。w
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
国産車名鑑シリーズですが車種によって当たりハズレはあるものの、
しっかり作り込んだモデルも存在するため十分に入手する価値アリです。
これを機に筆者もこのシリーズにもうちょいフォーカスを当ててみようと思います。
次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
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それでは、また。