こんにちは、ぶちょうです。
この最近HWからの投稿が続いてますが、
今日は多少以前に登場した「Modern Classics」アソートから
BMWのE30型M3をインプレしていこうと思います。
まずはパッケージ両面から
E30のこのハコ車な感じがひと昔なデザインながらもカッコイイですね!
当初このアソートではベンツの190エボⅡにのみ焦点を当ててたんですが、
後になってコチラのM3が急に気になりだし入手に至りました。
それではミニカー本体を見てみましょう。
前面のモールドにかなり力を込められたこのモデル、
全体像としてはピラーがちょい寝てるところからルーフが低めに見える以外は、
良好なプロポーションと言っても良いでしょう。
車高のバランスも良い具合の取れ方です。
ボディにはドアミラーが成型され2シーターの内装にはロールバーも装備され、
レーシーながらもストリートチックな仕上がりとなっています。
BMW Mストライプがでっかくドアに貼り付けられ、
青い車体とこれまた良いカンジのマッチングとなっているのがポイントです。
前後バンパー・サイドスカートの跳ね上がり具合もグッド!
ランプ類のタンポ印刷が無く質素めなシルエット。
角ばったボディゆえモールドだけでの表現力では不足気味なようす。
またシャシと一体に成型されたマフラーが思った以上の存在感を出しています。
リヤスポイラーもボディとの一体成型ですが、この辺はHWだから愛嬌。
ヘッドライト・グリルの彫り込みはかなり力が入っています。
ボンネットにはBMWのエンブレムがタンポ印刷により貼付、
マシン前面については再現度高しといったところです。
裏面の彫り込みも頑張っています!
ミッションから繋がるプロペラシャフト、そしてリヤアクスル、
キチンとマフラーまで繋がった配管など細かく作られています。
このアソートもMETAL/METALの方式で作成されている為、
ダイキャストとしての重量感が魅力です。
円形ホイールのマシンに対する良い組み合わせですね。
余談ながらパッケージのイラストCGからに「ホイールベーン」と言われる、
ブレーキの冷却力向上に向けた装備であることが分かります。
実車でも主にラリー競技においてこのパーツが色んなマシンに付いていました。
E30型M3のモデルがHWで出されてそれなり経ってきましたが、
やはりこの数年の技術力UPは間違いないです。
ここ最近になって当時から入手しときゃ良かったってつくづく思っている筆者。。w
E30型M3に宿命づけられた運命は、「レースに勝つこと」
その運命に応えるべくレースに向けた念入りな設計により、
見事数多くの競技で勝利を収める事に成功し、M3、
惹いてはこの「M」というBMWのモータースポーツ活動を支える
グループ企業の存在感を一挙に世界へ知らしめたのでした。
「BMWモータースポーツ」という前身の名義をもつBMW M。
その名の通り競技車両の生産やその研究といった
レース関連に特化した内容を主たる業務としていましたが、
現在は上位スポーツマシンのM3をはじめとする「Mモデル」の開発、
もちろんモータースポーツ用パーツの研究なども引き続き継続する形で、
多岐な姿を帯びた企業へと移り変わっています。
Mにとって初の市販車となるM1が登場した数年後、
このE30型M3が姿を現し今日までの主力スポーツモデルのシルエットを確立、
現在に至っては3シリーズのクーペモデルが改称された、
4シリーズのM仕様であるM4やM2など新たなパッケージが登場、
現在に至っても広範囲に活動規模を持つBMW Mにとって、
E30型M3の躍進は決して切り離す事が出来ない深い関係なのです。
ところでM3はたしかに日本でも輸入で入ってきてる車両ではありますが、
その人気の高さゆえか変わった仕様が数多く存在しています。
そしてそのほとんどは正規に輸入されなかったモデルばかり。
その一例として88年ヨーロッパツーリングカー選手権(ETC)を連覇した記念に
「M3ヨーロッパマイスター」と命名されたタイプが登場したり、
DTM規格の変更に合わせたホモロゲーションモデルとして製作された、
排気量をアップした「M3スポーツエボリューション」など、
様々なバリエーションが波及していく事になりました。
それだけE30型M3というクルマは多大なインパクトを世界に与えたのです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
このアソートではベンツ190エボⅡみたく面白いモデルが含まれている為、
近い内そっちの方もご紹介したいと思っているところです。
次回の記事も読んで頂けるとうれしいです。
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それでは、また。