こんにちは、ぶちょうです。
先日ホットウィールから新しいアソートが販売されました。
Circuit Legends(サーキットレジェンズ)と命名されたこのアソートは、
ル・マンカーが収録された事が特徴として挙げられます。
今回はその中からアドバンカラーのポルシェ962をインプレしていきます。
まずはブリスターのパッケージから、
とりあえず縦に撮影してトリミングする形で落ち着いています。
最近のホットウィールってイラストも中々カッコいいんですよね。
イオンにて756円(税込)で入手。
当アソートでの収録車種は5台。
入手した日は同時にトミカもフェラーリ488を販売した日でもありました、
自分もその探索ついで発見してきた次第ですが想像以上に数が減っており、
特に962と787Bは自分が見つけた時ラスト1台と、人気ぶりがうかがえました。
それではブリスターを開けてモデルを見てみましょう。
HWでは出来の良いシリーズで「Real Riders」というタイヤがゴム製のアソートが、
ここ最近そこそこに速いペースで展開されています。
それらが装着されたCircuit Legendsアソートも例に漏れず、
ボディの造型も思った以上に高い水準でまとまっており、タイヤの存在感も出てます。
JSPC(日本のグループCカーレース)で走行したこのアドバンカラーがまたシブい。
ボディ廻りのカラーリング、ステッカーのほとんどはタンポ印刷にて構成。
HWとなるとチープ系ミニカーの類ゆえタンポのズレや塗装のムラと言った、
細かなポイントが大雑把なのは目をつむる必要がありますが、
このモデルについてはそういった気になるポイントは全くってほどありません。
イイ個体を入手出来たことも起因しますが、昨今のHWモデルの中でも
安定したクオリティを持つ出来栄えと言っても良いでしょう。
リヤ廻りは非常にシンプルな造り。
テールランプ類も全て塗装のみで質感こそHWらしい内容ですが、
モデル、アソートによっては配色すらされてないこともザラだから、
そう考えればこの時点でも結構頑張っている方なのです。w
さすがにリヤウイングはカウルと一体成型になっていますね。
フロント窓にはわずかばかりにワイパーも表現され、ヘッドライトもタンポで再現。
しかしレンズまでも表現してるがゆえに、違和感があるのはガマン。
ボディの成型についてはCカーらしい低めな全高でまとまっており〇です。
シャーシとボディはカシメ留めにて接合されています。
裏面はマシンの名義や製造場所が書かれているくらいでごくシンプル。
実車でも前後異なった物をつけてたホイールも良いカンジに再現してくれてます。
奥行き感の出るタイプを採用しているのもチョイスの良さが光っていますね。
見逃せないのがコクピット両脇に位置する空気取り入れ口。
ここのモールドがちゃんと作り込まれてあるのも高評価です!
チョコっと牽引フックも印刷されていて、立体感はともかく雰囲気は出ていますよね。
ホットウィールだし・・なんて軽い気持ちで久しぶりに買ったらイイ具合に
想像以上のクオリティを見せつけられてしまいました。w
もちろんモデルによって出来の差は大きく分かれてきますが、
これほどの出来ならHWのインプレ記事増やしていっても良いかも・・・?
(シレっとマフラーも作られてあるんですよ)
さて962の話をする前に軽く「グループC」と言われるカテゴリについてお話を。
競技カテゴリの一つに位置するグループCは、
スポーツカーレース名儀ですがここではプロトタイプカーを差す内容のカテゴリ。
マシン規定がユルめだったのも相まって著しい進化を遂げたレースでもありました。
時は進み1983年にJSPC(全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権)発足。
WECと呼ばれる世界レベルの耐久レースが開催された流れを汲み、
日本でも同様のCカーマシンを使用したレースを行う形になります。
この時ポルシェは絶大な安定感を持ち、次々と勝ち星を重ねていました。
ここに待ったをかけるべくモータースポーツ活動を再開したトヨタや日産が立ち、
ポルシェ撃破をその図式に捉えた形でのレースへと発展していきます。
85年にポルシェは956から「962C」へと変更。
JSPCでも猛威を奮い続けるポルシェ勢は更に磨きを増し、
同年ではアドバンポルシェがシリーズ優勝を果たします。
一時トヨタに優勝トロフィーを持っていかれる年もありましたが、
蓋を開けてみれば結局「ポルシェ一強」と呼ぶに等しい内容でした。
・・そういえば962Cって名前ちょい違くない?って思った人もいると思いますが、
実は本来の「962」はアメリカのIMSA-GTPというレースに向け製作したマシン。
グループCに持ち込まれたタイプが「962C」となっている為、
このモデルの、アドバンカラーで「962」ってのはちょっと実際と異なっています。
そうは言っても962は962、モデル化されてる事自体がありがたいですよね。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
HWのクオリティアップに驚かされながらもインプレしてみた次第で、
ベーシックモデルまでやるかは未定ですがこういうReal Riders系のミニカーなら、
今後も記事を作成しても面白そうな気がしました。
これで700~800円くらいとすれば、コスパも結構良い方だし、
入手を検討してみても良いかと思います。
次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。