こんにちは、ぶちょうです。
今日も引き続きホットウィールの新アソートから、
未だ根深い人気を持つル・マンカーマツダ・787Bをインプレします。
ここに来て初めてHWで登場した787B。その拘りようは、想像以上でした。
まずはパッケージから 裏面は一緒なんで表だけ。
それではモデルを見ていきましょう。
コチラもほとんどがタンポ印刷で構成されたモデルとなっております。
新規で作成された型だけあってベースの出来栄えは中々のもの。
ステッカーも中々細かい箇所まで貼られてあり、
プロトカーらしいボディの随所から見えるエアダクトの再現も良いカンジですね。
横からの見てもキチンと形を捉えているように見えます。
ただしサイドスカートの色あいを再現する為にシャシは一体金色になってます。
HWのクラスで言えば、こういうのは良くあるコトですね。w
そういえばこのモデルには一つギミックがあるんですが、
察しの良い人は、リヤカウルのモールドが妙に隙間があるところでもう気づいたカモ?
リヤウイングはプラスチックで作成されてますがコレがちょっと厄介。
見ての通りウイングが斜めっていて、フラットな角度に戻す事が難しいのです。
ラスト1台だったし個体差のチェックもしたかったんですが、
ここだけ材質が違うとなると、やはり他のも同様な事になっているかもしれません。
ギミックの事も考えれば選択肢的に決して間違いでは無いですけど、
出来るなりにもうちょい何とかしてほしかったポイントでした。
テールランプの配色やステッカーの表現力はOKです。
ヘッドライトはポルシェ962と同じくタンポ印刷にて表現。
ついでにレンズの表現も施した結果微妙に違和感があるのも一緒。w
フロントスポイラー上のダクトが奥まってる以外は浅い彫り込みがされてる位ですが、
平面な造型になりがちなプロトカーを、より立体的に見せる事に成功しています。
ワイパーが付いているのも意外に存在感出てグッドなのです。
金一色のシャーシ。 カシメ留めになっているのも共通です。
962と同じくホイールの出来栄えがダントツに良いですよね。
よく見たらサイドマーカーもタンポで配色されているのが見えます。
実車と同じくかなりリムが深く設定された5スポークホイールも再現されてます。
その隣にはこれまたタンポ印刷ながらマフラーも。
そしてこのモデル最大のポイントがこちら。
今回の787Bはリヤカウルを開けることも出来ちゃいます!
こういったギミックが人気の車両に付くとなれば、
速い段階でコレが売り切れになろうとするのも頷けるかと思います。
飽くまでおおまかな造りではありますが、
内装を細かく作っていくスタンスはやはりアメリカのブランドならではでしょうか。
ただウイングの事を考えると外しては付けてを繰り返すのはちょっと危険そう。
それでもこの出来の為だけと見積もっても、一見の価値アリなモデルです。
総評として787Bも962も、予想を容易く越えてた出来である事を実感しました。
あらかた動きが落ち着くのは、結構後になりそうな気もしますね。
チープ系ミニカーを製作するメーカーも着々とクオリティの高いマシンを出しており、
これらにフォーカスを当てるのも、違った面白さがあるかもしれません。
マツダのレースカーで787Bは外せません。 世代を越え根強い人気を持つ787Bは、
91年ル・マン24時間レースで悲願の優勝を勝ち取ったマシンです。
ロータリーエンジン初の大勝利を導いた787Bの話を少ししてみましょう。
1991年にWSPC(世界スポーツプロトタイプカー選手権)は新たに、
SWC(世界スポーツカー選手権)へと名義を変更しました。
その時に変更された新レギュレーションにおいて、
ル・マン24時間の参戦にはSWCの全戦出場が義務付けられることとなります。
マツダはこの条件を満たし、ル・マンへのチケットを手にします。
(せっかくなんで962と並べてみました)
SWCによって車両の規格も新しいものとなり、C1クラスと命名、
それ以前の従来のCカーはC2クラスになりました。
規格上大幅にスピードアップが図られたC1クラスは絶対的速さは上なものの、
慢性的に信頼性不足(規格初年度だけに)な事から、
どのチームも24時間レースを走り切る事は出来ないと断定、
じっさいライバルのジャガーやベンツなどはC1マシンの製作・走行こそしましたが、
将来像のプロモーションないしレース途中でガレージに下げる事を前提のものでした。
結局91年は大多数がC2クラスに残ったまま、24時間レースが幕を開けたのです。
3台エントリーした787Bはどれも快調そのもので、
そこには4ローターユニット、「R26B」の改良が大きく影響しているとも言えます。
信頼性自体の向上や、ビッグパワーよりレスポンスに趣きを置いた製作、
コンピュータ関連にも熟成が進み、R26Bは大幅に進化を遂げます。
燃費効率、その上速さもバッチリと、C2クラスでもレースエントリーしていた
ベンツやジャガーといったライバル勢は中々に慌てていた様子だったとか。
その瞬間、マツダは世界にその技術力・実力をたしかに見せつけたのです。
モデルともなったマツダのワークスカラーをあしらう18号車は6位で24時間を完走。
56号車も8位でフィニッシュし、そしてかの有名な緑とオレンジの配色が特徴の、
参加した全車が10位以内に入るという実力の高さも大きなもので、
マツダの熱意によって引き寄せた結果というのも過言ではありません。
787Bは今後も多くの人を惹きつけるマシンとして輝き続けていくことでしょう。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
今回出たHWのアソートは昨日の962と合わせ2台のみ摘まんできたんですが、
出来も良いしフォードGTのレースカーとか追加しても良さそう・・?w
フラっと見つけてきたら、記事出してみようかと思います。
次回の記事も読んでいただけるとうれしいです。
このマシンに関連しているかもしれない記事はコチラ
それでは、また。