こんばんは、ぶちょうです。
INNOから発売の2代目NSX-Rをインプレしてみます。
徹底的に煮詰められたディテールはただ純粋に凄まじい
ホンダの誇るミッドシップスポーツカー「NSX」。その2代目にあたるタイプR、いわば「02R」とも呼ばれるNSXがINNOから具現化となったわけですが、まず初めて手に取った筆者なりにモデルのすべてをどう言葉にするか考えていたところ、脳裏に浮かんだ言葉は、
「狂気じみている」
マシン特有のルックスと共にINNOが贈る徹底された内装ディティールの再現―――それがいかなるものか紐解いていくとしましょう・・・
実車カラーでいうところのニューインディイエローパールをモチーフにしたイエローのボディにタイプR専用ホイールを身に着けたサイドビュー。こうして見てみると、やはりNSXは国産スポーツの中でも際立って平べったいデザインをしていることにつくづく気付かされますが、そのフラットで流れるようなデザインの中にも盛り込まれたボディの凹凸をシャープに再現。サイド側に着くエアインテークも見た目以上に奥行を設けられた仕上げがされているのも、ボディの立体感を引き上げる一役を買っていることは違い無いでしょう。
全体を別パーツにした上でエンブレムにメタルデカールを採用した透明感溢れるテールランプ。ウインカーとバックランプも全てが塗分けされ、更には可能な限り穴抜け感を見せた彩色済みマフラーなどクオリティ高しと思わせる箇所は盛りだくさん。
そのクオリティはフロント側で行けばヘッドライトがそれを証明。カバー越しから見えるライト形状をはじめインナーの塗分けまで綿密に施され、非常に高いリアリティを誇ります。なおこっちのエンブレムもメタルデカールにて。
シャシではマフラーの彩色が特に印象的。
02R純正ホイールが装備。ナット穴の窪みはアッサリとした仕上がりですがセンターキャップのホンダマークもクッキリ表現したディティールとブレーキパーツの組み合わせで立体的な足回りを実現。
しかしINNOの本当のヤバさはここから。
02Rに搭載されたC32Bエンジンを事細かに彩色したこのディティールひとつだけでも、いかに拘り抜かれたディティールであるかに気付かされるはず。
IG64やかつての京商ビーコレで登場したNSXでもこれほどのキメ細かな塗分けはなく、
しかしだからと言ってインテリアの仕上がりも全くの手抜かりなし。専用シートもそうですが、何よりもシフト周りのコンソールまで彩色済みと、もはや容赦ない畳みかけさえ感じるラッシュ。
しまいにはINNOの製作した車種のほとんどで継続して採用されているメーターパネル表現。上記で挙げた箇所も全部ひっくるめてとことん再現された内装クオリティは、同クラスのメーカーでもそうそう成し得るのは難儀なヤバさ加減。
これこそまさしく「狂気じみている」と言わせるその真髄なのです。
外箱はこちら。
通常価格は2970円(税込)。
付属ホイールは赤ラインがリムに入ったTE37と思しきホイール。
どこから見ても強烈なインパクトを残す拘りの1台
(実はウイングのNSX-Rステッカーもあったり)
かれこれNSXも精密な64スケールでの登場はかつての京商あたりから割と長く沈黙の状態にあった車種でもあり、その意味でもINNOによるモデル化は実にありがたみの深いもの。それでいてどこを見ても丁寧に拘り抜かれたディティールを味わえるのだから、当面の02R決定版級のクオリティを持った1台であるとも言えるでしょう。発売からは多少時期の経ったモデルですが、発見したら入手しておきたいですね。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。
このミニカーと関連しているかもしれない記事はコチラ
それでは、また。