こんばんは、ぶちょうです。
今日は久しぶりにスパークの64シリーズ「Sparky」より、
ル・マン24H仕様のポルシェ911RSRをご紹介です。
それではモデルを見てみましょう。
これまでスパークの64スケールでは現行の991型ポルシェをベースに、
市販車、ニュル24時間仕様とバリエーション展開が行われきました。
そして今回新たにル・マン24時間仕様のポルシェ911RSRが登場、
他の991型ポルシェとは大きく姿を変えたエクステリアを堪能できます。
ホントに若干上がり気味のフロント車高以外のプロポーションはイイ感じ。
ワークスカラーの白を基調としたトリコロールカラーはシンプルながら、
抜群のワークスの存在感を放つカラーリングが施されていてカッコいいですね。
リヤフェンダー前にあるエアダクトはマット彩色を用いた表現。
ル・マン仕様ポルシェ911にはリヤに特徴的なプロポーションを残しています。
バンパーカットされたリヤバンパー下部からは大型のディフューザーが備わり、
スリックタイヤの一部分を覗かせるダイナミックなリヤビューを展開。
特にディフューザー部分の形状は念入りな造り込みが成されているように感じます。
タンポ印刷のブレーキ、ウイングステーの曲がりがあったりと、
惜しい部分も無い事は無いですがパフォーマンスそれ自体は十二分。
シレっとマフラーとミラーにも別彩色が入っているのも嬉しいポイントですね。
このエグいディフューザーを拝むためにも、このモデルを入手する価値はあります。
911RSRではフロントも迫力あるフォルムを持ち合わせています。
大きく膨れたブリスターフェンダーは911のフロントビューをワイドに見せ、
一層フラットなスタイルを帯びたマシンの見映えをミニカーでも再現。
ポッカリ開いたエアインテークがボディ塗装と同化して形が見えにくいのが難点。
またカナードの成型はかなり控え目なレベルに抑えられてありますね。
ヘッドライトはもちろん別パーツ。
ディフューザーの成型に目が行くシャーシ。 かなりフラットな造りです。
センターロック式の黒ホイールが装備。やっぱりタイヤレターがほしい。
パッケージ3面図はコチラ。
通常価格は1512円(税込)となります。
一つの車両から広がる様々なバリエーションを展開するスパーク。
とくにレーシングカーの種類はチーム、規格によって非常に多岐に渡っており、
これが64スケール下でもリリースされることがあれば更なるシェア獲得の見込みも。
コスパも現在Mini GTと五分に並ぶクオリティとコスパの両立性を成功させており、
これからのラインアップに期待がかかります。
それでは今日の実車話を。。
ル・マンの車両カテゴリーの一つ「LM-GTE」。
GT2カテゴリの発展として誕生したこのカテゴリは、
2016年度より規定が変更されリヤ側の空力開発の自由度が大幅に向上。
それを汲みポルシェも、2017年度より911と共に新たな挑戦に挑む事を決意します。
現行タイプ991型のポルシェ911をベースに、対LM-GTEへ向けた準備が進行。
最高出力510馬力を叩き出す、4リッターの水平対向6気筒エンジンを搭載、
しかも搭載レイアウトは従来のRRではなく、MRレイアウトを採用したのです。
RRという駆動方式上どうしても他車より不利な点が否めなかったポルシェですが、
MRレイアウト採用によって空力面の劇的な向上に成功しました。
それらはリヤに設けられた大型のディフューザーやGTウイングによって可視化。
見るからに速そうなこの車はパッと見従来の991型ポルシェと同じように見えますが、
その実はほとんどを新設計とした完全なるベツモノの存在とも言えるでしょう。
初のMR駆動911で17年度ル・マン24時間を惜しい結果で終えたポルシェ勢、
引き続き18年度のル・マンもLM-GTEプロクラスにエントリー。
WECで活躍する91、92号車とIMSAで活動する911・912号車を93、94号車という、
4台体制を以てル・マンにチャレンジする事になりました。
スタート時点からポルシェは2台がレースを牽引していき、
様々な予期せぬ混乱をキッチリと対処、リードを守り続けていきました。
その内ポルシェとフォードGTとで長くに渡る勝負が2位争いという形で、
ドライバー、そしてピットクルーを通した全面的スピードバトルが展開。
ポルシェがこれにケリをつけたときはレース開始から21時間が経過した時であり、
そしてポルシェはそのままクラス優勝、しかも1-2フィニッシュを達成したのでした。
ポルシェは歴戦の猛者たるその実力をまたしてもル・マンの地に刻み込んだのです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
今回スパークがリリースした911RSR軍団にはウィナー車もリリースされてるんで、
近い内それらのモデルも入手してくることもあるかもしれません。
次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。