こんにちは、ぶちょうです。
今日はホットウィールのワイスピアソートからのご紹介。
フォルクスワーゲンの3代目ジェッタをインプレします。
それではモデルを見てみましょう。
今回のアソートに向けてわざわざ金型を起こして市場に投入されたHWのジェッタ。
新金型はやはりダテではなく、劇中車のドレスアップパーツを巧みに再現したほか、
当時流行下にあったスポコン溢れるバイナルが一層の雰囲気を漂わせています。
エクリプスやFDといった同作品に登場した車種に隠れる存在ではありますが、
正直それで入手しないってのは勿体ないくらいまとまりの良い出来栄えを持ちます。
車高の落ち度も一見の価値アリです!
跳ね上げエアロを装備している事も関係してますが、
それ以上にボディとタイヤのバランス感の良さがメリットの一つ。
相変わらず新デザインの6スポークホイールが活きています。
タンポ印刷精度もこのモデルではどの個体でもブレが無いほど安定しています。
それでいてディティール面もしっかりしてあるのがポイントで、
とくにテールランプとウインカーレンズの隔て具合は注目といったところ。
劇中に用意されたクルマでは外されてる「Jetta」エンブレムが付いていたり、
実際といくつか異なるステッカーが付いてる点は仕方ないものの、
そこを差し引いても余りあるクオリティがこのジェッタにはあります。
フロント廻りのディティールも細かく出来ています。
劇中車同様ライトカバーを用いて丸目4灯ルックに仕上げられたヘッドランプ、
ウインカーレンズやナンバープレートといったパーツをタンポ印刷で表現とし、
社外パーツの跳ね上げバンパーに付くエアダムやダクト類関係は塗装で表現。
塗装による仕上げとは言えしかし細かに盛り込まれたディティールには感心です。
ただしボンネットにデカデカと貼られたステッカーは再現されてないのと、
サンルーフが未装備という点は実車と最も見映えに違いが出る箇所と言えます。
シャーシは比較的シンプル。
色の入ったシャーシでは無い事もあってモールドがシャープに見えます。
ここでも活躍の新デザイン6スポークホイールが装備。
劇中車はもっとホイールサイズ大きめの7スポークデザインですが、
思った以上に雰囲気は損なわれていないのが良いですね。
それとスモークフィルムになっているウィンドウからはロールバーも見え、
その張り巡らし方も簡易的なもので、ストリートカーらしさを感じさせます。
パッケージはコチラ 正直コレで700円という価格には思えない素晴らしい出来です
初代劇中のドラッグレースにて出演した車両が3代目ジェッタ。
ワイスピで登場したこのジェッタのミニカーは64スケールの場合、
レーシングチャンピオン製のモデルがあったりしましたが、それは大分前の話。
HWを通して数年どころじゃない復活を遂げたジェッタは、
やはりその年相応の成長を遂げたものと言っても良いでしょう。
それでは今日の実車話を。。
フォルクスワーゲンの代表格とも言えるマシンに「ゴルフ」は欠かせませんが、
そのゴルフと共に、ワーゲンの長い歴史を歩み続けたマシンが「ジェッタ」です。
70年代に登場した初代ゴルフをベースにノッチバック化を図りセダン車として、
新たなスタイルを受けたマシンがジェッタでした。
初代ジェッタ最大の特徴はトランク容量が同クラス最大レベルであったことで、
セダンタイプの車体ながら相当数の荷物を積める点が話題となりました。
ジェッタはその後もゴルフがその代を重ねていく事に比例して進化を続けていき、
北米圏をメインに様々な国で販売されました。
ところで、ワイルドスピードの映画で用いられたジェッタは「3代目」にあたります。
1992年に登場したゴルフⅢとセダンタイプにあたる車種としてデビューを果たし、
コチラも北米圏を主としたターゲット層で販売が行われていました。
ゴルフとパサートの合間を縫う形で登場したジェッタでしたが、
いつしかゴルフとすっかり並ぶポジションまでにその存在は高まっていたのです。
ちなみにジェッタは日本でもヤナセ経由で初代から導入されていたクルマでしたが、
この3代目から名義を「Vento/ヴェント」と変え市場へリリースされています。
3代目ジェッタからはエンジンも新たなユニットが登場しています。
従来から続く直列4気筒エンジンはそのまま継続で1.8か2.0リッターのチョイスが可能、
これに加え2.8リッターV6ユニット搭載の「VR6」グレードが新たに登場しました。
エクステリア面ではゴルフの丸形4灯ライトと異なり角型2灯を用いたヘッドライト、
一体型に改められたエアダムを装備しジェッタ元来の風貌を踏襲しています。
ただし飽くまでもゴルフがベースという事で、
ゴルフ用のパーツをジェッタに装着というカスタマイズも可能でした。
ワイルドスピードの出演を経てジェッタの人気は急速に上昇しました。
特にこの3代目の需要の高さは劇的なモノを誇っており、
日本で言えばイニDからの86トレノ高騰化に似た影響が海外でもあったってコト。
その後アメリカのオークションで劇中仕様のジェッタが登場しましたが、
その落札価格は1000万をオーバーしていたほどの価格にまで至ったとか。
ジェッタに限った話じゃないですがそれでも根強いファンは多いようで、
Wings West製のエアロパーツとバイナルで劇中車ルックを作ったり、
映像に登場する車体を具現化する事のロマンは計り知れないモノがあるのです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
ワイスピアソートのインプレッションは今後も進めていく予定です、
また次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。