こんにちは、ぶちょうです。
TARMACから80スープラと並行しEK9シビックがモデル化されました。
TLVでは純正モデルでしたがコチラはチューンド仕様、
上手く仕様を変えて市場に投入した今回のモデルはどうでしょう。
インプレの方始めていきたいと思います。
まずは外箱3面図
チューニングブランドであるスプーンのイメージカラーがデザインされています。
2808円(税込)で販売されていますが、やはり人気はスゴい模様。
コチラのモデルでも外箱背面はクルマのイラストが描かれるようになりました。
EK9型スプーンシビックにも生産数を表すカードが付属。
さてモデルを見てまず感じた事はボディのサイズ感。
TLVの純正仕様ではもう少し幅の広めな形に見えましたが、
コチラの仕様は何ていうか、縮こまった形という印象を受けます。
しかしドアノブの彫り込みといったモールドは程よい深みかつ、
ホイールや窓の「ハチマキ」をはじめとするチューニングパーツが随所に見られ、
チューニングカーのシルエットを上手に表現しています。
そして窓から覗かせる赤バケットシートの存在感がやっぱり大きい。(笑)
TLVでは表現されてなかったブレーキローターも作られ、
奥行きまでしっかり造り込んであるのがTARMACのウリ。
カーボン調のエアロミラーやリヤスポイラーは、
ボディカラーと異なった質感になっているためクオリティも高めです。
やはり前後のバンパーがもう少し膨らんだ形となっていれば、
より実車のスタイルに近づいたと言えます。
タイプR専用エンブレムを手始めにスポーツマフラー、
窓にスプーンのメーカーステッカーが貼られ、デモカーの雰囲気をバッチリ表現。
リヤからの見映えはそこそこ実車に近い物となっています。
ミラーは鏡面デカールもちゃんと付いていて細かく造り込まれている事が分かります。
後期型バンパーをベースとしたモデリングも思ったよりか良い出来してます。
しかしヘッドライトがやっぱボディの縮こまり加減が影響してるのか、
ちょっと小さく見えるように感じますね。
カーボンボンネットのツヤもまた、ボディと違った質感のおかげで
より存在感を引き立たせているのがメリット。
・・にしても今回の個体、見ての通りバンパーにチップ(色が取れてるところ)が
ありまして、最近のTARMACは少しずつクオリティの精度に「波」が出てきてます。
その辺りの管理をもうちょっと頑張って欲しい気がしますね。
ネジ留めなのはTARMACのこれまでのモデル同様、
スポーツマフラーまで繋がる配管の配色も行ってくれています。
黒ホイールっていうのは足元にシッカリ感を持たせるのに絶好な色でして、
それはミニカーでも同じく引き締まったスタイルに見えるのです。
非常にバランスよく5本のスポークが張られたホイールデザインも一理影響か
絶妙なマッチング感を出していて足元を見るだけでもカッコがつきますね。
ナット廻りの彫り込みが深めになっているのを見る限りでは、
スプーンが出してる「SW388」ってホイールが付いてるように見えます。
正直仮段階の画像を見る限りでは縮んだサイズ感がどうしても目について、
手に取ってもあまりイイ出来じゃないかって思っていたんですけど、
実際手元に置いてみればそういった印象もそんなに受けるコトも無く、
結果的にはTARMACらしい高い出来を持ったミニカーでした。
その理由としては、TLVが香港限定で出したカーボンボンネット仕様みたく、
ただ純正仕様にデカールを貼っただけの出来だったそれに対し、
TARMACはちゃんと一台の「デモカー」を形にした事が大きかったのかもしれません。
スプーンと聞けば、ホンダ車のチューニングブランドにおいて
まず最初に名が上がるほどの、まさに代表格と言っても良いブランドでしょう。
シビックをはじめ現在ではN-oneやS660、多くのホンダ車の
東京の荻窪に本社を置くスプーン。
当初取り扱っていたチューニングパーツとしては
サスペンションやブレーキシステムといった足元のグレードアップが主でした。
その後チューンドROMやVTECのカム切り替えポイントを調整可能な
「VTECコントローラ」などの製作も行うようになり、
現在では幅広いアフターパーツのラインナップを持つにいたります。
またスプーンの手が入ったエンジン本体(コンプリートエンジンという)の販売も
行っており、強力なユニットがそのまま手に入るようになっています。
スプーンはモータースポーツの世界にも長く携わっています。
スーパー耐久の前身である「N1耐久シリーズ」ではEF型のシビックで
レースに参加したことを皮切りにその後はS2000を用いスーパー耐久に参戦、
ワンメイクレースやスーパーラップなどのタイムアタックイベント、
この他海外のレースイベントにも積極的に参加しており幅広く活躍しています。
それらモータースポーツの活動を経て彼らの作るアフターパーツにも
データが着実に活かされ、より速さに磨きがかけられているのです。
スプーンの手が入ったEK9シビック。 製作初期におけるチューンの仕様としては、
B16Bユニットをベースに200cc排気量アップを施した1800cc仕様へとパワーアップ、
徹底された軽量化でベース車重の1040Kgから900Kg台まで肉抜きされたことで、
そのレスポンス、加速感そして旋回性どれをとってもEK9型の持つ
元々のパフォーマンスを最大限に生かしたマシンとなっております。
この時期からVTECターボのマシンも顔を見せるようになってきましたが、
スプーンシビックはNAながら全く引けを取らないポテンシャルを秘めています。
スプーンシビックはそれからも進化を年々続けていきます。
2007年ごろになっても進化の止まらないこの車には、スプーンが手を入れた
2リッターのK20Aユニットコンプリートエンジンをスワップした仕様が登場しました。
車重こそ増加したもののよりトルクフルかつ速いマシンとなったEK9は
筑波で同格のチューンドカーをも全く寄せ付けない走りを見せ、
筑波2000での走行タイムは1分3秒台を記録しました。
全く妥協を許さないスプーンのチューンスタンスが生み出す技術力は、
これからも高みを目指し進化を続けていく事でしょう。
今日のインプレは以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
TARMACは今後もモデル化の無いマシンが次々リリースされていきます、
新たなマシンを入手しだいインプレをやっていこうと思うので
次回もまた読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。