こんばんは、ぶちょうです。
先日に続き今日もTarmacのモデルをご紹介。
通常品でいよいよ発売されたスバルのワークスチューンドカー「S207」になります。
それではモデルを見ていきましょう。
基本的には限定販売された青いS207のカラーバリエーションとなります。
ただしどちらかと言うとメタリック調でシャキっとした色味の青S207に対し、
明るくフラットな彩色になった黄色いボディとなり若干厚みのある印象に。
そうは言ってもドアノブやリヤサイドダクトの成型を見ての通り、
車体のシャープさは決して損なわない良質なバランスのモデルと言えるでしょう。
もともと限定品の形式で先行販売されていたスバルのVAB型WRX STI。
そのチューニングパッケージであるS207がようやくレギュラー商品に登場し、
まだまだモデル展開はそう多くない車種の嬉しいモデル化となりました。
飽くまでワークスチューンド車種のためか車高は純正より少し低めってところで、
これはエアロパーツ装着による点も一理あると思われます。
黒地のアルミホイールの存在感もさることながら、
リヤウイングのサイドに付くS207ステッカーまで細かく再現。
ヘッドライトにアイラインもしくはウインカーレンズが付いてれば、
更にディティールが上がった事は間違いない節を思わせます。
サンライズイエローという名称の黄色いボディカラーも実車の発色に寄せてあり〇。
これは筆者が手にした個体によるところが大きいですが、
右テールランプのブレーキランプにあたるパーツが一部剥がれちゃってます。
(しかも撮影した後になって気づいた・・・汗)
クリアパーツで作った別パーツでしかもブレーキランプという目立ちやすい箇所ゆえ、
ココがミスってるのはかなりデカいマイナスポイントです。
Tarmacの品質精度が段々落ち着かなくなっている話をした事が以前ありましたが、
どうにもその進行度合は現在も進みつつある様子を見受けられます。
モデルの出来はちゃんとしてるだけに勿体ないと感じた次第でした。
ヘッドライトにグリルメッシュなどの細かさは非常に良く造られています。
ドアミラーウインカーないしフォグランプを彩色で表現とし、
かなり小さいけどグリル脇にはS207エンブレムまで再現しているのです。
ところでナンバープレートがやたら傾いているのがこれまた気になる箇所なんですが、
先のテールランプに比べてみればまだマシなレベルなのかもと、
撮影が終わったあとにそんなコトを感じた筆者なのでした。
ディティールに関する詰めが出来るなら、品質の詰めも出来るハズと信じてます。
シャーシの出来は以前の青S207と同様細かく彫り込みが入っておりイイですね。
ウイングの翼端板に付くS207ステッカーも再現する表現力の高さは一見の価値アリ。
さてここ最近のTarmacは内装のクオリティが上がりました。
もちろん初期の頃からレースカーには5点シートやフルバケシート、
その彩色含め当初の入れ込みを上回るディティールUPを果たしています。
それというのはシフトノブやインパネの塗装が新たに加わった事で、
これにより内装クオリティは今までのそれを大きく向上させています。
どちらかいえば黒地で放置される事の多いシフトレバーなどの塗装が入った事は、
間違いなくTarmacも内装面の意識を向かわせているような気を感じさせます。
S207用に用意されるBBSアルミホイールを装着。
もちろんこのモデルにもブレーキローター&キャリパーが備えられています。
今やブレーキパーツも装着したミニカーというのは、
精密モデルの定石とも言えるだろう組み合わせになってきていますね。
モデルのパッケージはコチラ。
通常価格は2808円(税込)となります。
そういえば以前はインプレッサ名義のままリリースされていたのが、
実際での名前通りWRX STIの名で登場していますね。
現実世界の背景を使ったパッケージがイイですね。
やり方次第ではコレ置いてその手前にミニカーを置いて撮影・・なんてのも?
台座は路側帯と自転車優先レーンのナビマークをあしらったもの。
シリアルナンバーカードも付属。
「クオリティの維持」というのはつくづく難しいもので、
一時の出来がとても優れていたことがあったとしても、
それを長期的にキープし続けていくと話を広げれば劇的に難易度が上昇するものです。
同じような態勢を敷くライバルが年々増えていってる最近の情勢上からして、
Tarmacには今まさにその品質のペースが求められるハードな状況にあると思います。
そこを越えてどういう情勢を作り上げていくのか、
波を作った先頭者ならではの直面する問題への突破術に注目が集まります。
だいぶミニカーに文面書きだしたんで今日はサラっと実車話を。。
インプレッサの枠を離れ、「WRX STI」と独自のネームを以て登場したマシン、
そのWRXにSTIのチューニングが施された特別仕様が「S207」です。
いわゆるワークスの手が入ったコンプリートカーの域に属するS207は、
GC8インプの代から続くSTIのコンプカーシリーズ「Sシリーズ」の7作目にあたります
そんなコンプリートカーS207の中でも更に珍しい存在感を与える仕様が存在します。
それこそが正式名称「S207 NBR Challenge Package Yellow Edition」という、
専用カラー「サンライズイエロー」をあしらったやたら長い名前を持つマシン。
何せその生産数も400台あるうちのわずか100台だけの生産ということで、
そのレア度の高さは言わずもがなである事をカンタンに想像させます。
その希少性相まってかやはり購入希望者は凄まじい数だったそうで、
抽選によって400台のS207を手に持つオーナーが決められたようです。
それにしてもWRX×黄色という組み合わせは、
インプレッサの世代から限定パッケージに多く用いられるイメージがありますね。
エンジンや足廻り、総合してファインチューンが行われたS207は、
328馬力もの出力を水平対向4気筒エンジン「EJ20」から叩き出します。
今でこそS208、現在ではアメリカ市場向けにS209が登場していますが、
このエンジン出力は当時のSシリーズ最高レベルの数値をはじき出しており、
念入りに開発された専用サスペンションで抜群の操作性と乗り心地を見事に両立。
コンプリートカーとしての車両全体の順当なグレードアップを果たしています。
VA型になってチューンドカーのみならず純正仕様でも大幅な進化を遂げたWRX、
それは、スバル/STIの開発者たちの情熱が芯まで込められた至高の一台なのです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。