こんにちは、ぶちょうです。
今日はちょっと気分を変えて過去作品のインプレを進めてみます。
2010年の初リリースから現在のワイスピアソートまで、
ホットウィールでは34Rを長いコト生産し続けてますが、
今回は現行の金型と異なる部分がある初期製造モデルの34Rに着目してみましょう。
今日はすぐにモデル紹介からスタートです
それでは早速モデルを見てみましょう。
真っ赤なボディにサイドにはストライプを混じらせたストリート仕様34R。
今回のモデルは2013年頃販売されたもので、
もう少しで次の造型にアップデートされる間際に登場したモデルでした。
HWにおける34Rはこの時点でも基本クオリティの高さがウリで、
そう考えれば今もなお基本造型が変わらないままリリースされ続けているのも、
十分に納得がいく内容だと思います。
ウイングステーの高さも相まって、とにかく全体のバランスが取れているのが特徴。
細かいディティール面では現在の金型に劣る面はたしかにあるものの、
ニスモのワークスチューンにかなり寄せた見た目に仕上がっており、
全体的なまとまり具合はむしろ製造初期モデルの方が良かったりするかも?
Tech系ラインストライプもストリートぽさを感じれてカッコいいですね!
最大の違いとなるのがリヤウイング。
現在出ているHWの34Rは金型と一体成型でウイングを製作していますが、
製造の比較的初期のモデルにあたる個体については、
プラスチックの別パーツという形式で、リヤウイングの再現を行っていました。
実は今回過去作品を持ち込んだワケとしてはこのリヤウイングが関係してますが、
それについては後の方で掘り下げていこうと思います。。
それ以外にはブレーキランプ、ウインカーレンズなどの印刷が仕込まれており、
必要分のモデル再現はこの時点でも行われていた事が分かるかと思います。
フロントマスクも思った以上に手が入った造り。
ライト関連のタンポ印刷が入ってない分のディティール低下は否めませんが、
全体的なモールドの彫り込みを鮮明なものとしてくれているおかげで、
ちゃんと形の区別がつくほどの造りは確保してくれています。
シャーシと一体成型のインテークやアンダースポイラーが存在感大。
塗装で厚みが出てますがニスモボンネットも再現されています。
案外コレがシブさを増すスパイスといっても過言じゃないですね。
シャーシの出来もこの時から全く変わっていません。 妙な拘りようが窺えます
少し変わった形の5スポークをデザインしたホイール。
リムのメッキ塗装と黒いスポークの組み合わせがカッコいい。
現在出ているほとんどの34Rはウイングも金型と一体成型されたのがほとんどで、
プラスチックのウイングで造型された方の34Rはまず見かけなくなりました。
現状でコレだから当然これから先も見つけるのが難しくなると思いますが
R好きの人ならコレクションの一環で手に入れてみるのもイイかもしれません。
さてさて、今回過去モデルを引っ張り出してきたのは他でも無く、
久しぶりに現行の金型と見比べでもやってみようかなと思ったことがキッカケです。
というワケで早速こないだ出たワイスピ34Rと見比べてみましょう。
まずパッと見でも違いに気づくウイングステーの高さ。
2014年から34Rが新しい金型へスイッチされ、その際キャストと一体成型の形式で、
リヤウイングを造型する方向へ変更されました。
初期の金型よりハイマウントなウイングステーになった新しい金型の34R。
ワークスチューンに寄せたシルエットを前提として考えるならば、
旧金型の方が純正寄りなウイングで全体的な雰囲気は分がありそう。
一方ディティール面に目を向けてみれば、
旧金型ではプラスチック成型のウイングな分、安っぽさが出るのは仕方ありません。
キチンと一体感の出た出来を楽しみたいときは、現行の金型が強力そう。
それこそこないだ出たワイスピ34Rについては、
現状ここまででHWがリリースした34Rの実質「決定版」にあたりますからね。
通常品とReal Riders系との差は確かにあるものの、
前述の通りベースのクオリティの高さが34Rにはあります。
他のGT-Rはリメイクと新規リリースが次々行われているなか、
34Rについては未だ当時の金型からベースが変わっていないことを考えてみると、
やはり素の良さが光っているコトは一理を担っているものと思われます。
どちらの金型にもそれぞれ良さがあるから、
両方の金型をゲットして実際に見比べをしてみるのも楽しみ方の一つです。
それではここから毎度の実車話を少しだけ。。
34Rのデビューは当時の中でも指折りなデビューの仕方を成しています。
それというのは、当時のオートサロンで表舞台にデビューを飾るという、
33Rから続く発表スタンスを踏襲、その上でニスモのワークスチューン以外に、
いくつかの社外チューニングショップへ事前にマシンを納車、
ライトチューンド仕様の34Rを同時に展示する万全を期したデビューを果たしました。
33R、その他多くの日産車で特に目立つ要素だったサイズ拡大でしたが、
この点を34Rでは大幅に改善を図り、全長を75mm縮めたほか、
量産車初めてのリヤディフューザー搭載といった新機軸を多数盛り込まれました。
空力という力を特に意識するようになった90年代後半の流れと共に、
日産の持つ技術力を惜しみなく投入したマシンが、「34R」というクルマなのです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
たまには過去作品に触れてみるのも面白いモノです。
実は今後着手するポイントを増やそうか考えてる次第で、
もしかしたら近いうち試験的にこれまでウチで扱ってないメーカーをやるかも・・?
次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。