こんにちは、ぶちょうです。
先日おもちゃカーニバルで入手した戦利品の続きです。
今日はその中から昨日に引き続きホットウィールに着目、
イベントにて先行して販売されたZ32型フェアレディZをインプレしてみます。
まずはパッケージ両面から
裏面の車両説明がちょっとした楽しみになっています。w
それではミニカー本体の方を。。
これまたHWから面白いマシンがモデル化してくれました。
32Zの流れるボディラインを巧みにミニカーへフィードバック。
実車のワイドで迫力あるフォルムを見事に再現してくれています。
90年代に一度HWでは32Zのミニカーを出していたことがあったようですが、
20年もの歳月を経たリアリティ向上は甚大なモノとなっています。
ドア関連の彫り込みも良いバランスです!
立体感は残しつつしつこすぎない絶妙なモールドのバランスを確保し、
ディティール面においても昨今のHWの実力を高らかにアピール。
ボディと一体成型されたスポーティ性を強調するリヤスポイラー、
2シーター仕様だと認識させる給油口、この辺りの造りも実車を踏襲してます。
リヤ側はタンポ印刷でリヤコンビランプ全体を表現していますが、
タンポ自体のクオリティが上がったのかやたらキレイに刷り込みが施されてますね。
なお、ここからでは見えないですが左右計4本出しのマフラーも装備され、
リヤスポイラー下には若干ながら切れ込みも入り立体感を増しているのが見えます。
別パーツで造られたヘッドライトが存在感を引き立てます。
ただしココでちょっと気になるのはフォグランプ間にある中央のエアインテーク、
開口部を表現するためか別カラーで彩色が行われていますが、
どうしても違和感が残る見映えになっていますね。
この辺りのデザインは元々難しい形状になってるんで、ここは目を瞑るとしましょう。
ルーフにはいわば「Tバールーフ」が装着、
ここにもちゃんとウィンドウパーツが組み込まれています。
シャーシを見ればキチンと4本出しマフラーが付いている事が分かりますね。
この他前後の足回り関連が彫り込まれています。
今回はHWのスタンダードな5スポークデザインをあしらったホイールが採用。
正直コレだけでも十分スポーツカーらしい風貌が出てて良いですね。
33Rや32R、そして今度は32Zと、
HWではこの最近猛烈な勢いで日産車を多くリリースしている様子があります。
その内S130型やZ31とかが登場する可能性もアリだったりして?
ホントに31Zあたりが来たらコレもモデル化が中々行われてない個体だから、
筆者としては非常にうれしいミニカー化なのですがね・・w 続報を待ちましょう
それでは今日の実車話を。。
そもそもフェアレディZというクルマは、その誕生から長い間、
コストパフォーマンスに優れたマシンとして北米圏を主に高い人気を持っていました。
しかし円高経済になって以後輸入の流れはそれまでから滞りを見せ、
これまでのスタンスでは売れ行きを上げることが難しい状況下に。
この流れを汲むかのようにZ32世代に突入したフェアレディZは、
それまでと全く異なるコンセプトをその内に秘め誕生したクルマとなりました。
かくして1989年(この時ちょうど平成元年)にデビューを果たしたZ32。
フェアレディZの名を冠したマシンとして4代目を数えたZ32型は、
Zの象徴とも言える「ロングノーズ・ショートデッキ」のスタイルから、
ワイド&ローフォルムを取り入れたニューイメージを確立。
そのエクステリアからも、これまでのZから一新された新たなZが、
今まさに生まれようとせん事を認識させます。
コンピュータ設計、いわゆる「CAD」を積極して設計の一環に用いられたZ32の、
流麗でスタイリッシュなボディデザインの内に収まるエンジンユニットは、
3.0リッターV型6気筒ユニット、「VG30」が搭載されました。
Z32ではこのVG30に2つのタイプが用意され、
NA仕様のVG30DEと、ツインターボ搭載仕様のVG30DETTをチョイス可能に。
後者のスペックは280馬力/39キロ台のトルクを叩き出すハイパワーぶりで、
日本の自動車メーカーでは初の280馬力到達を果たしたユニットでもあります。
Z32は後の多くのスポーツカーに適用された「自主規制馬力」の、
その初めての規制対象マシンとなった事でも知られていますね。
ツインターボ仕様に用意された4輪全てが操舵する「スーパーHICAS」。
コレの装備で更なる上質なコントロール性を図ったZ32は、
実際に市場にデビューする前の走行からも高い注目を受けることになります。
短くなったフロントノーズとスーパーHICASのコンビによる、
ステアリングの向上と3リッターもの排気量から発揮される強大なトルク、
その走行性能もこれまでのZとは一線を画すものとなったのでした。
結局は時代が進むにつれ後れを期す事になってしまったものの、
実際に市場へデビューされてからの人気はじっさい高かったようで、
先行投入された北米市場、また日本でもバブル経済の突入の後押しが光りました。
32Zは10年以上もの長きに渡る生産がなされたマシンとなり、
その間に起きた数々の時代の変遷を共にしたクルマとなったのです。
今日のインプレは以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。
32Zってやたら実際の中古市場も安くて、
筆者も何度か入手を考えたこともあったマシンだったりします。
トルクフルで快適感あるエンジンを基にドライブとか・・・
そういうのも、良いかもしれませんネ。
また次回の記事も読みに来て頂けるとうれしいです。
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