Hotwheels Boulevardからランチア・デルタインテグラーレが登場。
それは、ラリーの申し子。
デルタエボがプレミアムラインに格上げ。その出来は
ベーシック版の時点でもフロントマスクの造り込みなどから力の入れ込み具合がえらく入っていたホットウィールのデルタインテグラーレエボルツィオーネ。それがブールバードでプレミアムライン参戦ということで、満を持しての登場とも。
当然筆者もコレ目当てで摘まんできたわけですが、まずその第一印象はやっぱりフロント周りはじめその情報量の多さ。デルタエボになって小柄だけどダイナミックな見た目も去ることながら、全体的なタンポの精度と細やかな塗分けがもたらす、常に目線の先にあるディテールの数々。
若干ルーフがフロントに向かって下がっていき、スパッと角のついたデザインは時代相応を思わせイカツいシルエットを見せています。ガッツリ垂直に立てられたルーフスポイラーも相まって、迫力のモデリングとなっているのが特徴。ここにドアハンドルやウィンドウモールの塗分けや、HFエンブレムが再現。
片やリアではインテグラーレエンブレムがある程度文字含めてプリントされた精度の高さや、念願かなってのテールランプの印刷の追加でグッとリアリティが増したことを感じさせてくれるならば、フロントでは圧巻のインテークのクオリティが強力そのもの。タンポを多用したディティールでこのキメ細やかな仕上がりを見るに、これは他のプレミアムラインと比べても相当精密に造られていると思われます。
同じようにボンネットダクトも、これは塗分けこそないもののしっかりモールド。
ところがこのモデル最大の弱点が、各部のスジにまで塗装がしっかり乗り切っておらず、至るところで塗装の薄さが悪目立ちしてしまってる―――個体によっちゃヘタするとボディでさえそうなってるのを実際手に取る際見かけたくらいなんで、ここまでの出来を見てるとショックもデカいというもの。ここだけが残念でした。
シャシ側から。
10スポーク装備でスポーティに。給油口の印刷も追加されています。
パッケージはこちら。
通常価格は935円(税込)。
塗装の乗りが惜しいがダイナミックな全体像はラリーベースを意識させる
とにもかくもトータルで底上げされたディティールはさすがのプレミアムラインと言ったところ。ベーシックラインで既に一定のスゴみがあったものが順当にパワーアップしてる時点で納得のつくボリュームは想像に難くないですが、最後まで引きずってしまったのは塗装の乗りでしょうか。ただそこを差し引いても力量のほどが伺えるモデリングとなっているのには違いなし。
今後のカラバリで期待値の高まる1台です。
ところでデルタと言えばやっぱ205セリカをペアに置いておきたい。分かる人には分かるネタ。
そのうちワークスカラー(風かも)で並べられる日が来るんでしょうか・・・?
今日のレビューは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それでは、また。