こんばんは、ぶちょうです。
Mini GT発のストラトスラリーカーをインプレしていきます。
やっぱりアリタリアカラーよね
市販ストラトスの金型とは別にラリーカーの金型を起こしたとされるそれ一つでいかなる意気込みようかを表現してきたストラトスラリーカーが登場しました。今回収録したのは77年カーナンバー1を引っ提げモンテカルロラリーを制した、アリタリア航空のカラーを纏ったモデル。
ストラトスと言えばやはりこの小柄なサイズ感、しかしストラダーレから更にフェンダーを膨らましたワイドなボディは実に迫力モノで、今見ても色褪せるどころか斬新さをも感じさせてしまうデザインにウットリ。
これが半世紀前に生まれていたというのが想像出来ないようなマシンですね・・・
マルティニがデルタであれば、ストラトスはアリタリアと、セガラリーとかを通して知った筆者個人としてはそれくらい印象深いカラーリングがこれです。当のカラーリング再現は全体的な精度が高く、ステッカーがビッシリボディに敷き詰められた様子はさながらワークスカーの風貌を感じさせてくれます。
車高バランスもちょうど良く、安定感溢れるプロポーションが展開。
テールランプの別パーツ化とともに、左右非対称の長さで装着されたマフラーも再現。マッドフラップも着いており、スリムなボディの中に重厚感を含ませた仕上がりが魅力的ですね。
ルーフスポイラーの成型やルーバーのわずかなすき間もキレイに表現したディティールは凄まじいものがあります。しかもこれ、ちょっと切れこみ入れて塗装でそれとなく立体感出したとかじゃなく、「マジで隙間をくり抜いてある」もんだからとにかく奥行が深く、スゴいの一言しか出ない造り込み。
とうとうストラトスはMini GT製ながら2000円以上の価格へ踏み込んだ1台ではありますが、それを差し引いてもコスト以上の仕上がりが成されていると言えます。
フロントにこれでもかとばかりに着けられたラリー用のフォグランプはえらいインパクトを誇ります。リトラのヘッドライトと同じくランプ部分は全てクリアパーツが組み込まれた手の込んだ造りであり、またドアミラー・バックミラーもしっかり完備。ただカウルのスリットは一応それっぽい表現はありますがボディにかなり埋め込まった感じ。
しかしストラトスというクルマを改めて見ると、ライト開いた状態が見慣れた感あってよいなと筆者。
シャシ側。彩色済みエキゾーストと共に今回の製品ではタイヤにトレッドパターンが彫り込まれていたり。タイヤそのものもボディ拡大に合わせてワイドトレッド化されているのがイイですね。
真っ黄色の星型ホイール。カラーリング上かなり厚みが出やすいところを、スポーク間の微妙な凹凸を表現しながらポッチを加えてナット穴部分を再現。
よく見ると印刷ですけどカウルのキャッチピンもあったりするんですね。
外箱はこちら。
通常価格は2200円(税込)と、とうとう2000円台に突入。
現行クオリティで造られるストラトスラリーカーの魅力
(せっかくだから分かる人には分かるネタとか)
ランチア勢のラリーカーを揃えつつあるMini GT。この辺のラリーカーが再び市場に出るまでそれなりの時間が経った気がしましたが、いざ現代クオリティで仕上がったモデルからは、時代相応の進化が遂げられているように感じさせられます。
コスト面はいくらMini GTでも価格上昇の波に揉まれる事は防げなかったものの、しかしそれに違わぬ出来も十分。これで他のラリーカーが来ると思うと、俄然楽しみになってくる次第です。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。
このミニカーと関連しているかもしれない記事はコチラ
それでは、また。