こんばんは、ぶちょうです。
今日はMini GT発売のブガッティ・ビジョングランツーリスモをインプレ。
所狭しと組み込まれた空力パーツ造型が全てを物語る
ゲームのグランツーリスモとクルマメーカーのコラボ、ビジョングランツーリスモ(縮めてVGT)。その企画にブガッティが製作したマシンがブガッティVGTで、ヴェイロンなどの丸っこいボディにこれでもかとばかりに空力パーツを装備したレースカースタイルが特徴的な1台です。
今回のMini GTのキャスト化にあたり何よりも驚くべくはやっぱりその空力パーツ群の造型に尽きます、遠目でも分かるほど鋭いエッジを利かせながら可能な限り薄く仕上げられ、このディティールさえ見ればモデルの出来に関してはもはや言うまででも無いだろう――ここにモデルのすべてが詰め込まれていると言っても過言ではありません。
専らレースカー路線でデザインされたブガッティVGT、ただ当モデルの車高に関してはタイヤの回転も考慮したものかいくらかゆとりを持った範囲で造型となっています。
鮮やかなライトブルーとカーボン柄(しかもかなり精密)のカラーリングも非常に印象的ですが、実際に展示されたマシンと比べると露骨にカーボン柄が目立つ点も。その代わりカーボン生地になっている箇所は超細かいところだろうとキッチリ再現されているのがハンパない活き込みを感じさせてくれます。それくらい細かい。
超デカいリアウイングの翼端板は出来る限り薄く成型され大幅にシャープネスを引き出しています。図体デカいぶん影響も大きく、同じMini GTの製品でもこれだけ造型を薄く仕上げた車種もそうそういないはず。
テールランプのプリントやマフラーにも窪みを入れてあるのもポイント。エアロ以外の部分も細かく作られているためどこかが見劣りを起こす心配もまずありません。
これでいてコストもさほど変わっていないんだからマジでスゴいですよね。w
スプリッターと共にカナードを装備したフロントビュー。つくづくどこまでもド迫力かつ立体的に作られたモデリングでトータルのクオリティの高さを存分に見せつけてくれます。
ちなみにハンドル設定ですが、今回は左ハンドルのみの設定となります。
極めつけにはグリルに刻まれた16のナンバーにブガッティのエンブレムバッジ、インテーク内のダクト形状やLEDヘッドライトのクリアパーツ埋め込みと見れば見るほど深くなっていくボリューム。
どうもブガッティVGTの全貌を見るには、一つ見たらまた一つと、次々と迫る強烈なまでのディティール全てに立ち向かわなければならないようです。
W16気筒エンジンにもカーボン生地再現が施されているほか給油口にもEBロゴを盛り込んだ上質なディティールは、エアロもすごいがしかし決してボディだけでは無い事を証明しています。ダクトも全てポッカリと空洞化されているため非常に立体感があっていいですね。
シャシはごくシンプルなので今回はルーフ視点。
それにしてもメッチャワイドなボディですよねこれ。
独特の形状をしたホイールを再現。レター表現もありボディに負けずここもMini GTのコスト帯で見れば十分以上の造りをしていると思われます。
外箱はこちら。
通常価格は1980円(税込)。
従来のMini GT製品よりやや割高ですが、既にここまでの内容を見てきたらそれでも2000円切ってるってコスパのヤバさ加減に気付くはず。
度外視級のコストパフォーマンスの先に待つ屈指のクオリティ
何を言うまでも無く記事内に書いたことがすべての、Mini GTの真価が全面に出た1台だったと言えます。
グランツのコンセプトマシンという事で、ゲームを触っていればちょっとしたゲームグッズとしてもゲットしがいのある1台ではないでしょうか。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。
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それでは、また。