こんばんは、ぶちょうです。
先日に続きグリーンライトのミニカーより、
フォード・エスコートRSコスワース モンテカルロエディションをインプレです。
超貴重な特別仕様「モンテカルロエディション」のエスコートがモデル化
それではモデルの解説です。
WRカー仕様と共に、「Hot Hatches」シリーズのラインアップに列を並べたマシンがこちらのエスコートRSコスワース。
しかも今回のエスコートは、94年にフランソワ・デルクールというドライバーによって成された、モンテカルロラリー優勝を記念してUK市場で販売された「モンテカルロエディション」という特別仕様車を収録しているというワケで、ただでさえ市販タイプのエスコートが少ない64スケールでのモデル化って話どころか、そのスケールという枠を越えて他メーカーでは恐らく製作された事例はほぼ無かったと思われる仕様をフォーカスしているのが、もうマニアからすりゃたまらんモデルとなっています。
もちろんコッチのエスコートにもボンネット開閉ギミックは健在。
造型の面では、ルーフがフロントに向かってやや傾斜が急なデザインになっているのが時に気になる事以外はかなりのレベルで実車に近づけたものと思われます。
ボディカラーもモンテカルロエディション限定で用意された「ジュエルバイオレット」の色あいに寄せてきた節が感じられますが、そもそもこのカラーを先んじて投じてきたってのが知る人からしてみれば心を更にくすぐらせられるというもの。
それにしても一世代前の角つきがクッキリとしたデザインがホントにカッコいいです。
エスコートRSコスワースの特徴的箇所と言ったら、まずこの巨大なウイングに目を向けないわけにはいきません。このウイングがもたらすルックスは間違いなく他にはないものを持ち合わせており、それはミニカーにおいても揺らぐことは無かったのです。
これぞエスコートと思わせるダイナミックなエクステリアをモデルでも楽しめます。
なおエキゾーストは実車らしい形状で造られていますが、黒地一色。
テールレンズの塗分けはWRカーと同様のものとしていますが、エンブレムの印刷量が増加し、市販車らしさが表面化した様子を感じさせます。
手近なものでフォードのロゴ、エスコートRSコスワースのエンブレム、そして「Monte」と書かれた特別仕様を意するステッカーが再現され、モンテカルロエディションの持つ特徴が余す事なくモデルへ落とし込まれているのが良いですね。
とにかく目立つ大型リヤスポイラー。
これと似たような物では、当時マツダが販売していたランティスというクルマに、マツダスピードが「大鳥居」の通称を持つウイングを出していた事もありました。
フロントマスクはWRカーのそれとは異なるデザインが再現されてあります。同じエスコートでも違った顔つきを眺め倒す事が出来るのも面白いところ。
ヘッドライトのレンズはそこそこに透明感のある別パーツを採用していますが、その代わりウインカーレンズやナンバープレートは印刷表現で統一とされています。
ボンネットダクトも着いており、彫りは薄いですが存在感はバッチリ。
シャーシは金属感がイヤというほど伝わってくるもの。彫りもそれなりの深さ。
シルバーに黒いレターをあしらったO.Zレーシングが装着。これもモンテカルロエディションに標準装備されたアイテムの一つで、サイドに着くMonteステッカーと揃って更に高い再現性を実現しています。
しれっと給油口に着く銀色のポッチも塗分けが入った細かなディテールにも注目。
ボンネットを開けてみましょう。市販タイプのエスコートRSコスワースでは、青いヘッドカバーのYBTエンジンが収められているのが分かります(現実世界では後にYBPというエンジンに変更されたみたい)。何がスゴいかって、WRカーエスコートで着いていたユニットとは別の造型でパーツを構成しているのが素晴らしい!
アメリカのミニカーはエンジンルームとかメカに拘ってるイメージが強いんですけど、Greenlightもその例に漏れずこれだけの為でも入手する価値は大いにあると思います。
ぜひともWRカーエスコートと見比べしたいところですね。
インテリアでもシートがモンテカルロエディション用の彩色が施されており、さすがにステッチの柄までは表現とならずも特別仕様をしっかりと感じれる内容。
立体感のある成型を見せるダッシュボードも、WRカーエスコートでは使い回しの点から一問題に挙げましたが、これならばその心配もまったくありません。もっとも、将来的にグループA仕様を出すって話に進むようであるとその限りでは無いですけどね。
パッケージ両面はコチラ。
通常価格は1540円(税込)。
今後のバリエーション拡大も期待十分。ラリー好きならやはり狙いたい一台
単純な造型も高い精度なうえに優れたコストパフォーマンス。数として少なかっただろうエスコートRSコスワースのモデル化が、Greenlightによってついに繁栄の切り口を見出したということで、今後のラインアップでもエスコートが顔を出す機会が増える将来も十分に考えられると思われます。
たとえば今回出たのがモンテカルロエディションと98年カラーのWRカーとすれば、今度はグループA参戦車が出る可能性もあれば、モンテカルロエディションの体で別カラーを繰り出す、はたまたWRカーでテストカー仕様を出すことでさえも、飽くまで予想に過ぎませんがそれらが登場する事もゆくゆくはあり得るかもしれません。
どうあれエスコートの64スケールモデルが増加していくのには変わりないハズだから、特にラリーカーを好むユーザーであれば確保しておきたい一台です。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事も読みに来てくださると嬉しいです。
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それでは、また。