おはようございます、ぶちょうです。
グリーンライトよりかなり面白そうなマシンがモデル化されました。
その中から今日はフォードのエスコートWRCをご紹介です。
突如WRカーを繰り出したGreenlight。その出来はいかに
それではモデルを見てみましょう。
新シリーズ「HotHatches」のラインナップとして新金型でエスコートが登場。
特徴的なウイングのついた市販タイプのエスコートRSコスワースとWRカー仕様とで2車種が投じられたワケなんですが、その出来はと言えば単純にハイレベル。
車それ自体のモデリングや1998年度のWRCに参戦していた時のリバリー再現、64スケールかつWRカーエスコート限定で見れば、これはcm`s以来のモデル化(のはず)であり当時の発売年から数え約14年に及ぶ沈黙の先には、14年分の技術的進歩の跡がしっかりと随所に散りばめられている事を感じる事が出来るでしょう。
しかもライトポッド付という過去WRカーエスコートを製作したミニカーブランドのほとんどがやらなかった仕様を具現化している為、その意味でも今回のエスコートWRCが殊更に貴重たる存在を確立していることには一片の疑いもありません。
程ほどに丸みがありながらも無骨さを兼ねるエスコートWRCのデザイン。
デカデカと貼られたフォードのロゴや98年からスポンサーになったValvolineのメーカーステッカーを筆頭にWRカーエスコートの持つ彩りを再現としています。
車高も低めで抜群のプロポーション。
余談ですが、WRカーのエスコートと言えば97年度にはレプソルカラーがありましたけど、知名度の観点から言えばやっぱりこの98年カラーの方がグランツーリスモやセガラリー2などゲームで収録された数も多い気がする事から、それでエスコートというクルマを覚えた人もあんがい多い?(実際筆者もセガラリー2で存在を知ったし)
後部側サイドウィンドウにはユハ・カンクネンとユハ・レポ2名の選手名ステッカー。
テールレンズはそれぞれを塗分けによって部位を隔てたもの。
車体の仕上がりに対してやや見劣り感はありますが、cm`sの方ではクリアパーツだが赤一色の仕上がりだったのを考えれば必要十分かつむしろ有効な選択肢とも言えます。
そして現実のエスコートWRCと同様にウイングのフラップはセンターに向かってうねりの利いた形状。かなり表現が難しい部分だと思いますが、これも実車に基づいた造りを目指した節が感じられる上々のクオリティを見せています。
フロントでは4灯のライトポッドがはじめに待ち構えています(ただし未彩色)。
バンパーは市販タイプと異なるものが装備し明確な区別をつけてあるのが特徴で、更にボンネットの開閉ギミックも用意。
反面開閉ギミックが付いてるが為にボディとの隙間が深くなり、見た目でもそこだけ浮きだった感じの見え方になる点は愛嬌というところ。
なおヘッドライトは別パーツ、インテークは塗分けという内容。
ボンネットを開けたようす。
中にはコスワースYBエンジンがキッチリと彩色済みで収められており、その他補器類などの多くが同様に彩色を施されたことにより圧倒的なディテールを実現。
これだけでもウットリモノなんですが、
ヘッドカバーにはCosworthのロゴまでも精密に印字されているのがスゴい!
そもそもラリーカーのエンジンルームを拝めるミニカーって64スケールじゃまず見かけないから、その点でも多大なアドバンテージを有していることに違いは無いでしょう。
冗談抜きにコレ眺めるためだけにこのモデル買う価値絶対ありますよw
・・・Greenlightの本気度マジで高くない?
ルーフはこちら。ウィンドウステッカーを始めとするステッカーの多くは印刷にて。
市販タイプではクリアだった後部ウィンドウは全て黒地の物に変更。
1998年度のモンテカルロラリーのステッカーが印刷にて貼付されているのが見えます。
さて良質な外装の造りに反し内装にはこのモデル最大の問題点を抱えています。
このエスコートWRCなんですけど、市販車と同じ内装を使いまわしているため、右ハンドルでリヤシートなども付いたままになっちゃっているんですよね。
黒地化したウィンドウによってリヤ側はある程度の可視化を回避するも、良くも悪くも❝誤魔化し❞の範疇に過ぎない事には変わりないため、ここを以てどう見るかがGreenlightのエスコートWRCに関する評価の分かれ目と言えそうです。
ホイールはO.Z製ラリーレーシングが装備。
放熱性、砂利や跳ね石に考慮した独特のデザインを見事に再現とし、そのディティールもまたボディに負けじと素晴らしいものを誇っています。
パッケージ正面はコチラ。
通常価格は1540円(税込)。コスパも良いです。
内装の使い回しが難点だがそれでも良コスパ&最強レベルのクオリティを持つ
市販タイプと同じインテリアになっている点さえ飲めれば、おそらく現在におけるエスコートWRCのモデルとしては現状最高クラスの出来を持つモデルと思われます。
ボンネットを開けてエンジンを眺める独自の楽しみも持ちながら、1500円ちょいというMini GTと変わらない価格設定でコスト面でも非常に有用性が高く、一つ一つの丁寧な造り込みからはヘタすればコスト以上のものを思わせる節さえある程。
どうあれ内装クオリティとの差し引きにはなってきますが、それを差し引いたとしてもラリーカー、特にフォード関連を集めている人にはオススメしたい一台です。
さて今回はエスコートでしたが、このシリーズはハッチバック系のマシンを対象にしたシリーズという以上例えばデルタ(思いきりパッケージもデルタっぽいし)とかをモデル化なんて実現したらそれも面白そうだし、これを機にラリーカー+ボンネット開閉ギミック付きな商品が増えてくれると嬉しいですよね。
今日のインプレは以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
それにしても最近の筆者の内部では思った以上に忙しいことが多くて思うようにページを更新できずにいます。いわゆる繁忙期に差し掛かっているところで、いつ抜けれるかはまだ見通しが立ってないところなんですけど、近いうちに次の記事をアップするように頑張ってみますのでまた次回の記事も読みに来てくださるとうれしいです。
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それでは、また。