こんばんは、ぶちょうです。
先日から続く連続企画となりますY.E.S.製ランエボIX、
本日はインプレッション後編になります。
はじめに・・・
当記事は開封・組立、本体解説を分けた2部構成となっております。
インプレ前編をまだご覧になってない方はぜひコチラも読んでみてください。
というわけでインプレ後編、本体解説を進めていきましょう。
さて改めて完成した本体を眺めてみると、もうカッコいいったらありゃしないです。w
純正ベースに社外ホイールを着けたいわゆるライトチューンをモチーフに、
スポーティさとそれに伴う圧巻のクオリティを特徴としています。
現在このレベルでエボIXの形をこれほど正確に捉えたモデルはまず存在しません。
こういうシンプルにまとめたスタイルは筆者としても好み中の好みなだけに、
これが日本でも発売と分かった時はホントに嬉しかったものです。
ただしクオリティの高さに比例してか、やはり問題に立ちはだかるのはコスト・・・w
(詳しい価格はページ下にて)
総じてバンパーに厚みがある事もあり車高プロポーションはダントツに〇。
ボディに対して脱着可能なバンパーによる隙間と彫りの差は避けられませんが、
こうして見る分では注視しない限り問題に感じる事もさほど無いと思われます。
そのほか精密に成型された前後フェンダーの盛り上がりやドアノブの造りまで、
申し分ないの一言に尽きるディテールです。
エボIXのカラー「クールシルバーメタリック」を表現したシルバーの発色もキレイ。
エッチングパーツ採用のエンブレムバッジ、
テールランプカバーは非常に透明感を持ちかつ精密が塗分けがウリで、
厚ぼったくなりがちなリヤディフューザーの整流板もエッジの利いた仕上がり。
これらによるディティールの高レベル化は鮮明に目にすることが出来るでしょう。
この時点でも既に水準値の高さは言うまでも無いですが、唯一欲を言うなら、
ウイングのカーボンフラップの仕上げをもうちょい改善してくれたらよかったですね。
MC64のエボIXを記事にしたときにも書いていたレンズ内のインナー彩色ですが、
Y.E.S.製エボIXではキッチリブラックインナー化されている点も見逃せません。
これこそエボIXのテールってカンジで、
まさしく筆者がやって欲しいと思った箇所が完璧に再現されています。
レンズ部分は彩色のみながらスゴく現実味が出ている点も興味深く、
表現の工夫が凝らされた一面が垣間見えます。
ディフューザーと同じく造型が厚くなりやすいボルテックスジェネレータですが、
これも他のCTエボミニカーと比べ繊細な成型がなされています。
レンズの透明感は当然ヘッドライトも同様。ウインカーレンズは彩色表現によるもの。
インテークからは装着した4G63に着いていたインタークーラーが顔を覗かせます。
フロント側で特筆しておきたいのは、
インナーを黒彩色にしている事も一つ挙げる事が出来ますが、
それ以上に目を向けたいのはヘッドレンズ表現を形状の成型のみで彩色は無いこと。
しかし不思議にも現実味やディティールがちゃんと出ているのが面白いところで、
案外彩色の無い方が逆にパーツの悪目立ちを避けれるのかもしれませんね。
純正とVarisバンパーとで並べたところ。
シャーシも彩色の範囲が実に広範囲に及んでいます。
色付きアンダーパネルという中々他の64スケールでも見られない表現をはじめに、
ロアアームやリヤメンバ、ドライブシャフトにと様々な箇所に彩色が入ってます。
どの部分から見てもメーカーの拘りが全面に伝わってきてイイですね。
タイヤのトレッドパターンも細かい彫り込み。
エンケイのRPF1と思われるホイールをマットブラック彩色で装着。
ここでは見えにくいですが5穴ナットがポッチで表現されています。
よく見ると赤いブレーキキャリパーが備えられている事も確認出来ます。
さほど立体感を持った成型では無いんですが、
それ以上にスリット加工まで再現されたブレーキローターに感心するばかり。
さて今回筆者個人が気になったポイントは内装。
見てみるとメーター表現は無いものの、パネルデザインはCTエボ純正を踏襲し、
エボIX純正モモステやバックミラーの鏡面化が存在を目立たせています。
もしメーターも完全再現されていたらパーフェクトと言っていたに違いありません。
それと今回登場したエボIXは左ハンのみの展開であるため、
その内カラバリが出るようなら右ハン仕様が出てきたりすると良いかも。
左からアオシマ、MC64、Y.E.S.と見比べてみました。
サイドの比較だけでもY.E.S.製のエボIXが群を抜いた出来を見せていますね。
これだけ見ても最も実車のシルエットに見えるのはY.E.S.製エボIXかと思われます。
ここまででY.E.S.製のランエボIXをガッツリ掘り下げてきました。
筆者からの総合的な感想としては、
現在販売されているCT型ランエボのモデルで恐らくこれに敵うものは存在しない、
それどころか‘‘一体この上何を求めるのか‘‘とも言わんかのような、
ある種行き着いた姿がこのエボIXに集約された、
文字通り‘‘最強‘‘と称するに相応しいものであると言えるでしょう。
・・・ところがココで浮かぶのが価格の問題。
やはりこれだけの内容である以上易々入手するのは難しいというのも確かなのです。
その肝心の価格は驚くなかれなんと、
通常価格10780円(税込)。
いちおう確認しておきますが、
コレ1/64スケールよ?
64スケールながらヘタをすれば43スケールの新製品にも並ぶ破格の導入コストを要し、
これは多くのユーザーのサイフの紐にブレーキをかける大きな要因となっています。
しかしながら、たしかにコストという絶対的に避けては通れない問題はあるものの、
他に類を見ないプレイアブル性や製品そもそもの出来に充実したセット内容など、
十分にコスト相応の内容を含んだ素材がふんだんに備えられたモデルだとも思います。
導入には相当に覚悟が必要とされるモデルでもありますが、
ぜひ一度入手してみて究極の出来を持ったエボIXを体験してみてはどうでしょうか。
(CT型ランエボが好きな人は特にね)
ホントは実車話もしたかったんですがえらい長くなってしまったんで今回はナシ・・w
改めて2部構成のインプレを最後まで読んでいただきありがとうございました。
Y.E.S.製のミニカーをPeakoが引き続き導入してくれるかどうか、
ここから先の 動きは見通しが立っている様子は残念ながらまだありませんが、
今回一つだけ分かったコトは、Y.E.S.はメチャメチャスゴいトコだったという、
違いのない事実が確かにあったという事でしょう。
割とマジで他の車種もモデル化してくんないかな・・・と思ってたり。
これでエボIVとかエボV来たら筆者的には歓喜待ったナシなんだけども・・・w
次回の記事も読みに来て頂ければと思います。
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それでは、また。