こんにちは、ぶちょうです。
レガシィにギャランと、TLVNシリーズから
グループAのラリーベース車を続けざまに紹介してきました。
今回もその流れを汲み、
割とレアなモデル化となるランチア・デルタインテグラーレの16バルブ仕様、
グループAに長く王者として輝いたマシンをインプレしたいと思います。
まずは外箱3面図から
この期に及んでデルタのモデル化が行われました。
価格は2484円(税込み)ながらこのマシンの需要の高さは中々のもので、
特にこの赤色は人気でした。 16バルブ仕様というチョイスもグッド。
比較的新しいモデルゆえプラ型の被せ方が横からとなっております
デルタの形はデルタにしか成し得ることが出来ません。
一目でそれと分かるデザインを、当モデルでも巧みに再現してくれてます。
横から見える角ばり加減は、それがデルタであることを容易に想像させます。
ホイールのデザインは簡略化されてますが雰囲気は何となく伝わってきます。
クリアパーツによるテールランプの再現はもちろんの事、
エンブレム再現も可能な限りの出来を実現しています。ちっちゃいけどね。w
マフラーの穴抜けはあまり表現されてないため、もう少し頑張って欲しかったですね。
ライトはクリアパーツ、フォグないしウインカーは塗装の表現ですが、
突出した出来を誇るのはメッキ調のグリルに間違いないでしょう。
この金属質あるグリルの表現により前面のクオリティに磨きがかかっています。
16Vと称されるこのデルタ以降はボンネットがちょっと膨らんでいるのが特徴です。
黒く塗られてる前バンパーの一部分は、
WRCにおける熱対策の一環として用意されたインテークとなっているんですが、
さすがにここまで再現するのは厳しかったようです。
ホイールは多めに見るとして、それよりももっと小さいデカール類の
出来の良さに目がいってしまいます。
サイドステップのIntegrale 16Vと書かれたエンブレムの表現も見事です。
ドアノブの配色違いなど細かで正確な配色はTLVの強力な武器といえます。
シャーシはアッサリしていますね。マフラーが配色かつ立体表現となっています。
それでは少しだけ実車話を。。
ランチア・デルタが姿を現したのは1979年のこと。
ヨーロッパではワーゲンのゴルフがとても人気で、その流れに乗る形で誕生しました。
元々は前輪駆動で見た目も多少違いがありましたが、のち4駆仕様が追加され、
グループA車両の規格をパスした以後大きな形状の変化は施されなくなります。
搭載ユニットは2リッター直4ターボの16バルブ化したタイプ。
200馬力級のエンジンへと進化しタイヤのサイズもアップ、
また前後の駆動配分を後輪寄りのセッティングに変更されたことで、
先代8バルブ仕様から大幅なパワーアップを果たしました。
アップグレードによる結果はWRCにおいても87年デルタ参戦初期から続く
メーカータイトルを保持し続けたことが明白に証明しています。
結局メーカータイトルは92年ワークスチームの撤退まで6年保持する偉業を成し、
ラリー世界の絶対的存在だったのはもはや言うまでもありません。
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今回のインプレは以上です、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
さてもう少しばかり余談にお付き合いいただければ。
以前チラっと僕はレースゲームが好きという話をしまして、それに関したお話です。
コナミがひと昔前出していた「GTIクラブ」という、
市販仕様のデルタで遊べるというちょっとレアな収録をしているゲームがありまして、
ヨーロッパの狭い路地でレースしたり、爆弾をなすり合う鬼ごっこ形式のモードなど
クルマでパーティゲーというノリの内容となっています。
今でもスポッチャあたりに行くとよく置いてあるので、
興味があったら一度遊んでみてはどうでしょう? ちっちゃい車で遊べて楽しいですよ。
長くなりましたが、また読んで頂けるとうれしいです。
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それでは、また。