こんにちは! ぶちょうです。
今日はレガシィに続きグループA世代の筆頭車の1台である、
E39A型ギャランをインプレしたいと思います。
このマシンの登場により、三菱もランサーエボリューションという言わずと知れた
強力なマシン誕生に繋がっていくことになるワケになりますが、
ぼちぼちまずはモデルのインプレを始めていきましょう。
まずは外箱3面図
このギャランRSは、E39型のミニカー初販売からずいぶん経過して登場しました。
それゆえ販売価格も当時のざっと2倍である、2484円となってたのです。
三菱のワークスステッカーがあしらわれて非常に風格あるマシンとなっています。
三菱のクルマは全体的に無骨なガッチリしたデザインの車が多かったですが、
ギャランもその例に漏れず「ハコ車」という印象が大きなアピールポイントでした。
RSというグレードは三菱における、いわば「競技仕様」のグレードで、
ドアノブやドアミラーが一切塗装されてない黒色となっているのが特徴です。
本モデルでもそれに準じた配色となっていることが評価出来ます。
にしてもラリーアートステッカーは非常に見映えが良いというかなんというか。
MMC、当時の三菱ロゴに加えRSグレード用エンブレムも表現されています。
テール廻りのクルアパーツも細かい割り振りがされており総じて出来がイイです。
マフラーのモデリングはTLV初期の物ゆえ、ここは目をつむるポイントとなります。
競技仕様のRSでは基本的にスチールホイールが装着されることが大抵ですが、
本モデルでは通常版VR-4のホイールをそのまま使用しています。
ウインカーの配色やフォグランプの塗装による表現など、他方の見映えが良いだけに
少し物足りなさを感じる箇所がいくつかあります。
これらの表現がカンペキだったとしたら、ものすごい出来になった事間違いないです。
それでは今日の実車話を少し。。
この代を以て6代目のモデルチェンジを果たしたE30系ギャラン。
ランエボ系譜にも続いていく(強引だったけど)事になる4G63型ユニットが実質
この代で基本の完成を果たしたのもE39A型の特徴の一つです。
前述のとおり、当モデルの再現したグレードの「RS」は競技用グレードになります。
元々はこのマシンの販売開始年である1987年に
「VR-4 R」というパッケージが設定されましたが、のち「RS」がこれを引き継ぎ。
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レースに不必要な部品、例に挙げればエアコンやパワーウィンドウといった
快適用品系を取り払い軽量化を図った内容となります。
これに加え更に煮詰められた4G63の搭載(前期の205馬力から後期の240馬力まで)
によってこの時点で直4最高レベルのパワフルなエンジンへと成長を遂げたのです。
スチールホイール装着の仕様だとこういう感じになるんですね。
飽くまでも競技用のため、こういった装備が大幅に簡略化されているのも特徴です。
強靭で進化したエンジンのおかげもあり、参戦2年目の89年にはフィンランドの
1000湖ラリーで1勝を挙げたのち、最終戦イギリス・RACラリーで更に1勝、
その後優勝を記念した「SUPER VR-4」(専用カラーで販売!)が作成されました。
断片的ながら確実に盛り上がりを見せていたギャランは92年まで一線を戦い、
93年をもって次なる主力、ランサーエボリューションに時代を託したのでした。
今回のインプレは以上です、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
レガシィにギャラン、この時代のグループA車両の記事を少しずつ増やしてます。
また次回も読みに来てくれるとうれしいです。
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それでは、また。